トヨタ「3列7人乗りSUV」がスゴイ! 全長4.7m“ちょうどいいボディ”に「ハリアー風デザイン」採用! まさかの“MT仕様”やディーゼルエンジンもある「フォーチュナー」アジアモデルってどんなクルマ?
トヨタが新興国向けに展開する人気SUV「フォーチュナー」は、初代登場時から高級感と使い勝手の良さで評価されてきました。一体どのようなモデルなのでしょうか。
ハリアー風デザインで7人乗れるSUV
トヨタが新興国向けに販売しているSUVに「フォーチュナー」というモデルがあります。
現行モデルは2015年に登場した2代目で、タイやインドネシアなどアジア地域で特に高い評価を受けています。
一体どのようなクルマなのでしょうか。

フォーチュナーは、トヨタが新興国向けの世界戦略SUVとして2004年に発売した、3列シート7人乗りの高級SUVです。
初代モデルは「ハイラックス ヴィーゴ」や「ハイラックス IMV」といったトヨタのピックアップトラックと同じプラットフォームを採用。
ボディサイズは全長4705mm×全幅1840mm×全高1850mmで、現行の4代目「ハリアー」とほぼ同じ大きさでした。
エクステリアはSUVらしいどっしりとした力強いデザインで、どことなく初代「ハリアー」にも通じる雰囲気を持っていました。
2008年と2011年にはマイナーチェンジが行われ、そのたびにフロントデザインが刷新され、徐々にスタイリッシュな印象へと進化しています。
インテリアは高級SUVらしくブラックを基調とした落ち着いた色使いで、室内は広く快適です。
3列シートの3列目でもゆったり座ることができ、さらに3列目シートを倒すことで広いラゲッジスペースを確保できます。
パワートレインは、2.7リッター直列4気筒ガソリンエンジンのほか、4リッターV型6気筒ガソリンエンジン、3リッターターボディーゼル、2.5リッターターボディーゼルをラインナップ。
トランスミッションは5速MT、もしくは4速/5速ATが用意されていました。
2015年にフルモデルチェンジが行われ、2代目フォーチュナーが登場しました。
まずタイとオーストラリアで発売され、後にインドネシアなど他の新興国でも販売が開始されました。
2代目は全長4795mm×全幅1855mm×全高1835mmと初代より若干サイズアップ。
トヨタ独自のキーン・ルックデザインを採用し、ヘッドライトはやや吊り上がった細長い形状に。
フロントフェイスは初代よりもスタイリッシュな印象となりました。
インテリアは先代と同様にシンプルながら落ち着いた高級感を持ち、ゆったりくつろげるシートや3列目の使い勝手の良さも健在です。
パワートレインは、2.7リッターと4リッターのデュアルVVT-iガソリンエンジン、2.4リッターおよび2.8リッターのディーゼルエンジンを採用。
トランスミッションは6速MTと、5速・6速ATから選択可能です。
2020年には大規模なマイナーチェンジが行われ、キーン・ルックデザインのフロントはさらに洗練されました。
同時に上位モデル「レジェンダー」が追加され、エクステリアはよりスタイリッシュに、室内も本革シートを配して豪華な仕上がりとなっています。
タイやインドネシアで高い人気を誇るフォーチュナーですが、2代目の登場からすでに10年が経過しており、新型モデルの発表が予想されています。
次期モデルはどのような仕様になるのか、また日本での発売の可能性も含め、今後の動向から目が離せません。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。


























































































