走行距離3701キロ! 世界にわずかしか存在しない「“極上”フェラーリ」が米国オークションに登場!「ラ・フェラーリ アペルタ」の驚愕の落札価格とは

2025年8月15日から16日、2017年式のフェラーリ「ラ・フェラーリ アペルタ」が米国カリフォルニア州モントレーで開催されたRMサザビーズのオークションに出品され、高額で落札されました。

フェラーリ創立70周年を記念して誕生した特別限定モデル

 2025年8月15日から16日、2017年式のフェラーリ「ラ・フェラーリ アペルタ」が米国カリフォルニア州モントレーで開催されたRMサザビーズのオークションに出品され、高額で落札されました。

 コレクターが大金を出してでも手に入れたいラ・フェラーリ アペルタは、どのようなクルマなのでしょうか。

671万5000ドル(約9億9600万円)で落札された2017年式フェラーリ「ラ・フェラーリ アペルタ」(Photo:RM SOTHEBY'S)
671万5000ドル(約9億9600万円)で落札された2017年式フェラーリ「ラ・フェラーリ アペルタ」(Photo:RM SOTHEBY'S)

 米国カリフォルニア州モントレーにて開催された、RMサザビーズが主催のオークション「モントレー・セール」は、コレクターにとってはお馴染みの大きなイベント。

 今回注目された1台は、フェラーリ創立70周年モデルの2017年式「ラ・フェラーリ アペルタ」です。

 世界限定210台で生産され、一般公開前に熱心なフェラーリオーナーにのみ販売されました。

 パワーユニットには、6.3リッターV型12気筒自然吸気エンジンと電気モーターを組み合わせた、フェラーリ初のハイブリッド・システム「HY-KERS(ハイブリッド・キネティック・エネルギー・リカバリー・システム)」を搭載しています。

 システム総出力は驚異の963馬力で、0-100km/h加速は、わずか2.9秒。最高速度は350km/hを超えると言われており、驚くほどのハイパフォーマンスを発揮します。

 HY-KERSは、エネルギー回生機構と連動しているブレンボ製カーボンセラミックブレーキシステムと高度に統合されているのが注目ポイント。コーナリングの際、V12の回転数を維持することで、立ち上がりの驚異的な瞬発力を実現しています。

 ボディカラーはNero Daytona(ネロ・デイトナ)。ブラックの塗装が特別な存在感を放っており、さらに赤いレーシングストライプが施されたデザインが魅力を際立たせています。

 今回出品されたラ・フェラーリ アペルタは、カーボンファイバー製ハードトップと、同じくカーボンファイバー製のエクステリアパッケージがオプション装備されており、オプションだけで11万3000ドル超(当時のレートで約1226万円)です。電磁ダンパーや車速感応式ステアリングなどは標準装備。

 なお、新車時の販売価格は約230万ドル(当時のレートで約2億5760万円)にも上ります。

 走行距離は2300マイル(約3701km)未満。最小限の走行で大切に使用されており、定期的にメンテナンスされていることから、オーナーが大切に所有していたことが分かります。

※ ※ ※

 この2017年式ラ・フェラーリ アペルタは671万5000ドル(1USドル=約148円として、約9億9600万円)で落札されました。

 新たなオーナーは、この超希少な1台をコレクションとして展示するのか、それともスリリングなドライブを楽しむのか。どちらにしても、全世界のコレクターから羨望の眼差しで見られることでしょう。

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Writer: マツ

2022年からフリーのWEBライターとして活動開始。上場企業からの依頼で、SEO記事を中心にVOD・通信系(WiFi・光回線など)などのジャンルを執筆して経験を積む。現在も企業が運営する複数のメディアで記事を執筆。読者に役立つ内容を、わかりやすく執筆することを心掛けている。

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