リッター「約23km」走る! トヨタ新「5人乗り“4ドア”セダン」発表! 全長4.6mの「ちょうどイイサイズ」でちょっぴり「ワイドボディ」! 新「カローラ」2026年モデルカナダで登場
トヨタのベストセラーセダン「カローラ」の2026年モデルがカナダで発表されました。装備が充実し、商品力を高めているといいますが、はたしてどのような点が新しくなったのでしょうか。
ガソリン車にもデジタルメーターを標準装備化
トヨタのカナダ法人は2025年9月10日、ガソリンとハイブリッドの計10グレードで構成する2026年型「カローラ」を発表しました。
果たして2025年モデルからどのように進化したのでしょうか。

カローラは世界的ベストセラーの小型セダンです。北米では12代目のプラットフォーム「TNGA-C」を採用し、快適な5人乗りキャビンと扱いやすいサイズ、充実したコネクテッド機能を備えます。
これまでも年次改良を重ね、実用性と安全性を磨いてきました。
エクステリアは低重心のプロポーションにJ字型バイビームLEDヘッドランプや押し出しの強いグリルを採用しました。
カナダ仕様のボディサイズは、全長4631-4636mm×全幅1780mm×全高1435mm、ホイールベース2700mm。
日本仕様のカローラ(全長4495mm×全幅1745mm×全高1435mm、ホイールベース2640mm)よりも全体に大柄で、細部のデザインも異なります。
インテリアは視界に配慮したインパネ形状と上質素材を用い、直感的に操作できる設計としました。「トヨタ・マルチメディア」はワイヤレスのApple CarPlay/Android Autoに対応し、音声・タッチ・視覚のインターフェースを最適化しています。
2026年モデルでは、全車にトヨタ・マルチメディアと「トヨタセーフティセンス3.0」を標準装備しました。
パワートレインは2リッター直列4気筒+Direct Shift CVT(169hp/151lb-ft)を中心とするガソリン系に加え、1.8リッター直列4気筒ガソリンエンジン+電動モーターのハイブリッド(システム138hp)を設定。
ハイブリッドは電子制御オンデマンドAWDを選択可能で、燃費は複合で最小4.4L/100km(約22.7km/L)を実現します。
装備の改良も大きなポイントです。
ガソリン車は7インチデジタルメーターを標準化し、ハイブリッドSE/XSEには12.3インチのデジタルメーターを新採用。さらに一部グレードにタイヤ空気圧監視システムを追加し、利便性と安全性を向上させています。
グレードはガソリン系がL、LE、LE Upgrade、SE、SE Upgrade、XSEの6種、ハイブリッドがLE、LE AWD、SE AWD、XSE AWDの4種です。
装備はグレードに応じ、パワームーンルーフ、ワイヤレス充電、JBLプレミアムオーディオ、12.3インチメーター、10.5インチマルチメディア、電動パワーシートや後席シートヒーターなどを用意します。
カナダにおける新カローラ2026年モデルの価格は、ガソリンモデルが 2万4520カナダドル(約262万円)から3万2840カナダドル(約351万円)、ハイブリッドモデルが2万7740カナダドル(約297万円)から3万7215カナダドル(約399万円)です。
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価値、信頼性、手の届きやすさを核に、装備強化と豊富な選択肢で磨き上げたのが2026年型カローラです。
カナダ市場においても、日常の使いやすさと先進装備の充実によって、定番の地位を一段と確かなものにしています。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。





































































