新車136万円! スバルの「新型“スライドドア”ワゴン」に注目! リッター「約23キロ」走る“精悍”スタイル×全高1.6m級で「ちょうどイイサイズ」! 新型「ステラ」ダイハツ版「兄弟車」とどう違う!?

2025年6月、ダイハツの基幹車種「ムーヴ」と、そのOEM車であるスバル「ステラ」がそろって新型へと生まれ変わりました。基本を共有する兄弟車ですが、どこに違いがあるのでしょうか。

スライドドアを得て生まれ変わった兄弟車、その違いとは

 2025年6月、ダイハツは7代目となる新型「ムーヴ」を、スバルは4代目となる新型「ステラ」を相次いで発表しました。

 ステラはムーヴをベースとしたOEM供給車で、基本構造を共有する兄弟車ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

スバルの「新型“スライドドア”ワゴン」どう違う!?
スバルの「新型“スライドドア”ワゴン」どう違う!?

 今回のフルモデルチェンジで最大の注目点は、両車ともに後席両側の「スライドドア」を初めて標準採用したことです。

 これにより、ファミリーユースでの利便性が大きく向上しました。

 プラットフォームにはダイハツの次世代設計思想「DNGA」が採用され、走行性能や安全性能も大幅に進化しています。

 では、この2台の具体的な違いはどこにあるのでしょうか。

 まず、基本的な諸元を比較すると、ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1655mm(4WDは1670mm)、ホイールベースは2460mmで、まったく同一です。

 660ccのエンジンも、最高出力52PSの自然吸気(NA)エンジンと64PSのターボエンジンが用意され、スペック面での違いはありません。

 NAモデルでは、22.6km/Lの低燃費(WLTCモード・FFモデル)を誇ります。

 両車の個性が最も表れるのは、ボディカラーのラインナップです。

 新型ムーヴは、モノトーン10色、ツートーン3色の全13色を展開。新色の「グレースブラウンクリスタルマイカ」や、コンパクトSUV「ロッキー」にも採用されている「コンパーノレッド」などがムーヴ専用色として設定されています。

 一方、新型ステラは、モノトーン7色、ツートーン3色の全10色と色数を減らして設定。ソリッドの「ホワイト」が省略され、ムーヴにはモノトーンで設定される「ブライトシルバー・メタリック」は「スカイブルー・メタリック」とのツートーンカラーへと整理されています。

 次に、グレード構成と価格の違いを見ていきましょう。

 両車のグレードはおおむね対応しており、ベーシックグレードのムーヴ「L」とステラ「L」、中級グレードのムーヴ「X」とステラ「G」、上級グレードのムーヴ「G」とステラ「Z」、そしてターボエンジン搭載の最上級グレードであるムーヴ「RS」とステラ「ZS」が、それぞれのポジションに位置づけられています。

 最もベーシックな「L」グレード(2WD・135万8500円)は両車共通の価格(消費税込み、以下同)ですが、それ以外のグレードでは、装備面で新型ステラの方が充実している分、価格はムーヴより高くなります。

 たとえば、中級グレードにあたるステラのGは、ムーヴのXよりも3万3000円高価ですが、その価格差には運転席と助手席のシートヒーターなどが標準装備されるというメリットが含まれています。

 上級グレードでは差額がさらに大きく、ステラのZはムーヴのGより8万8000円高く設定されています。

 これは、ムーヴ Gではオプション扱いとなる右側パワースライドドア、シートヒーター、360°スーパーUV&IRカットガラスなどが、ステラ Zではすべて標準装備されているためです。

 ターボエンジン搭載の最上級グレードでも同様に、ステラ ZSはムーヴ RSより3万3000円高価で、シートヒーターや360°スーパーUV&IRカットガラスが標準で備わっています。

 運転席・助手席のシートヒーター装備に関しては、ステラがLを除くすべてのグレードに標準装備しているのに対し、ムーヴではX・G・RSの各グレードでメーカーオプション扱いとなっている点が特徴的です。

 これは、スバルブランド全体の一貫した「全天候型思想」と、顧客の期待に応えるためのブランド戦略から、スバルの普通車の多くにはシートヒーターが標準装備されており、軽自動車であるステラにも同様の快適装備を標準化するという仕様設定と考えられます。

※ ※ ※

 結論として、新型ムーヴと新型ステラの主な違いは、エンブレム、一部のボディカラー、そしてグレードごとの装備内容と、それにともなう価格設定に集約されます。

 新型ムーヴはオプション選択の自由度が高く、予算や必要に応じて装備を取捨選択できる構成です。一方の新型ステラは、充実した装備をあらかじめ組み込んだ、分かりやすいパッケージ構成を採用しているといえるでしょう。

 基本的な性能は共通しているため、好みのカラーや自分に必要な装備内容、価格とのバランスを踏まえて選ぶことが、最適な一台に出会うための賢明な方法といえそうです。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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