三菱の「斬新SUVミニバン」に注目! 全長4.6mの“ちょうどいいサイズ”で7人乗れる! 全身ブラックコーデ&“スライドドアじゃない”「エクスパンダーHEV PLAY」タイ仕様とは?
三菱自動車のタイ法人が、バンコクで開催中の自動車展示販売会に、日本未発売の特別な3列シートミニバンを出展し、注目を集めています。黒のアクセントが際立つ限定モデルとは、はたしてどのようなクルマなのでしょうか。
ブラックコーデ&“スライドドアじゃない”「斬新ミニバン」!
三菱自動車のタイにおける生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・タイランドは、タイ・バンコクで2025年8月22日から8月31日まで開催された「BIG MOTOR SALE 2025」に最新ラインナップを出展しました。
このBIG MOTOR SALEは、タイの首都バンコクで毎年夏に開催される大規模な自動車・バイクの展示販売イベントです。
新車から中古車まで幅広い車種が展示され、来場者はその場で商談や購入ができる「ショールームをそのまま会場に持ってきたような」スタイルが特徴となっています。

三菱ブースの主役は、フルハイブリッドシステム「MITSUBISHI e:MOTION」を搭載した電動化モデル。
なかでも注目を集めていたのが、限定生産の特別仕様車「エクスパンダークロス HEV プレイ」です。
このモデルは、2024年にタイでデビューしたハイブリッドMPV「エクスパンダー クロス HEV」をベースに、ブラックのアクセントで全体を引き締めたスポーティな一台となっています。
ボディサイズは全長4595mm×全幅1790mm×全高1750mmで、最低地上高205mmとし、クロスオーバーSUVスタイルが特徴。
3列シート・7人乗りのクロスオーバーミニバンですが、日本のミニバンのように後部ドアがスライド式ではなくヒンジ式を採用しています。
特別仕様車 エクスパンダークロス HEV プレイのエクステリアは、ブラックルーフやブラックドアミラー、バンパーのブラックアクセントといった専用パーツを装備し、標準モデルとの差別化が図られました。
インテリアは、7人がしっかり乗車できる広々とした空間を確保。先進的なデジタルメーターや電子シフトレバーなど、モダンな装備が採用されています。
パワートレインはベースモデルと同じ1.6リッターエンジン(最高出力約94馬力)とモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。システム総合で約116馬力を発揮し、トランスミッションにはパワースプリット方式のe-CVTが組み合わされました。
さらに、三菱独自の車両運動統合制御システム「AYC(アクティブヨーコントロール)」や、7種類の走行モードが選択可能なドライブモード、イモビライザーなどのセキュリティ装備も搭載されました。
エクスパンダークロス HEV プレイのタイでの価格は約98万1000バーツ(日本円で約455万円)で、シリーズの上級仕様に位置づけられています。
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今回のイベントでは、この限定モデルのほか、新型コンパクトSUV「エクスフォースHEV」やピックアップトラック「トライトン」、SUV「パジェロスポーツ」なども展示され、タイ市場における三菱の最新ラインナップと電動化への取り組みを強くアピールしました。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。







































































