ヤマハ「YZF-R1」 ナンバー1の使命を背負い開発はスタートした
ヤマハは、スポーツランドSUGOにて「YZF-R125」から「YZF-R1」まで全ての「YZF-R」オーナーを対象とし、「YZF-R1」生誕20周年を祝うイベントを開催しました。
軽さと速さを追求した「YZF-R1」誕生から20年
ヤマハは、6月23日(土)スポーツランドSUGOにて「YZF-R125」から「YZF-R1」まで全ての「YZF-R」オーナーを対象とした「YZF-R1 20th Anniversary YZF-Rオーナーズミーティング」が開催されました。
1998年に登場した初代「YZF-R1」は、今年で生誕20周年を迎えています。スポーツランドSUGOで行われたイベントでは、R1誕生当時の来歴を紐解く資料とあわせて歴代R1をピットごとに分けて展示、歴代の開発者トークショーやプロライダーによるデモ走行、オリジナルグッズの販売などファンならずとも楽しめる催しです。
歴代開発責任者のトークショーで初代「YZF-R1」のプロジェクトリーダー三輪邦彦さん(’98年/’00年式PL)は、「R1の開発の始まりは、1995年だと記憶してますが会社から『No1を作れ』と言われ、わかりやすいく且つ難しいメッセージを頂いた、良いチャンスをもらったと言う事です。それは相当な決心ではなく『よしやったるぜ』と当時は思いました。私は何ができるかと考えた時に開発だけではなく製造の人達も巻き込み、どうやって作るかなど、合宿ばかりやっていた記憶があります。新しいチャレンジについて製造の人達からも、どんどんと新しい技術について提案をもらったりして、開発が進みました」と、開発当初について語っていただきました。
イベントでは、前週スポーツランドSUGOで行われた全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦JSB1000レース1、レース2ともに優勝したYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行選手がカーボン素地のカウリングを纏った「YZR-M1」を駆り予定よりも多い周回数デモ走行し、ファンを喜ばせてました。
走行を終えた中須賀選手は、来月開催される鈴鹿8耐について「R1生誕20周年の今年は、絶対に負けられません。もちろん連覇へ向け鈴鹿8時間耐久への準備はもう既にできています」と語っています。
また会場には、20周年を記念し初代カラーで鈴鹿8耐に参戦する車両「YZF-R1」や8耐3連覇を飾った車両なども展示し注目を集め、さらに、YZF-R1 20th セレモニーでは、YZF-R1のバースデーケーキも用意され来場した約800名のファンと開発者達と共にイベントを盛り上げていました。
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