トヨタ新「GRスープラ“スーパーカー”」発表! レクサスの「V8」搭載&迫力エアロ採用! 軽量×高剛性実現したスーパーマシン豪州に登場

トヨタのオーストラリア法人は2025年9月2日、レプコ・スーパー・カーズ選手権(Repco Supercars Championship)2026参戦に先立って、新たな「GRスープラスーパーカー」を正式に発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

スープラスーパーカー!

 トヨタのオーストラリア法人は2025年9月2日、レプコ・スーパー・カーズ選手権(Repco Supercars Championship)2026参戦に先立って、“V型8気筒エンジン”搭載の「GRスープラスーパーカー」を正式に発表しました。

 ベース車両となる「GRスープラ」は、トヨタとBMWの包括提携によって誕生したスポーツモデルで、製造はマグナ・シュタイヤー社グラーツ工場(オーストリア)で行われています。

レクサスのV8搭載したGRスープラスーパーカー!
レクサスのV8搭載したGRスープラスーパーカー!

 オーストラリア向けの仕様は、最高出力387PS・最大トルク500Nmを発生する3リッター直列6気筒エンジンを搭載します。

 一方、レプコ・スーパー・カーズ選手権同選手権では5リッターV型8気筒エンジン(2UR-GSE)に換装されます。レース規定に合わせて大幅な改良を施され、市販車とは異なる圧倒的なパフォーマンスを発揮します。

 トヨタが誇るスポーツモデルの走りをレーストラックの世界に最適化した仕様となっています。

 公開された車両は、迫力あるワイド&ローのシルエットに加え、空力を重視した専用のエアロパーツを装着。フロントバンパーや大型リアウイングなどは徹底的にチューニングされ、レースシーンでの安定したダウンフォース確保と高速域でのコントロール性を追求しています。

 車体構造は選手権の規定に従ったチューブフレーム構造を採用し、軽量かつ高剛性を実現しました。

 インテリアは完全なレーシング仕様に改装され、ロールケージや専用計器類を備えるなど、競技に特化したシンプルで機能的な構成となっています。快適性よりもドライバーの集中力と安全性を重視した設計で、競技車両らしい硬派な印象を与えます。

 トヨタにとって、スーパー・カーズ選手権は長年にわたり「カムリ」を投入してきた舞台でした。今回のスープラ投入は、新たなブランドイメージの確立とスポーツカー文化の拡大を狙った大きな転換点といえます。

 トヨタ・オーストラリアのショーン・ハンリー副社長は、「GRスープラはトヨタのモータースポーツDNAを象徴するモデル。スーパーカー選手権でその存在を示すことは大きな意義がある」とコメントしています。

 GRスープラ スーパーカーは、2026年シーズンからフォード「マスタング」、シボレー「カマロ」といったライバルと激しい戦いを繰り広げる予定です。オーストラリアのモータースポーツファンにとって、伝統のシリーズに新たな風を吹き込む存在となることは間違いありません。

 なお、実戦投入に向けた開発は今後も継続され、2025年後半には各地のサーキットでシェイクダウン走行やテスト走行が予定されています。

 GRブランドのフラッグシップスポーツとして磨き上げられたスープラが、南半球最大のモータースポーツ舞台でどのようなパフォーマンスを披露するのか、注目が集まります。

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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