世界にたった1台!? スパルタンでカッコいい「幻のポルシェ」が墨国オークションに登場!「718スパイダーRSパナメリカーナスペシャル」ってどんなクルマ? その気になる価値とは
メキシコ・メキシコシティで開催された「RMサザビーズ」のオークションに、2024年式ポルシェ「718スパイダーRSパナメリカーナスペシャル」が出品されました。
ポルシェの歴史的勝利から70周年を記念して誕生した1台
メキシコ・メキシコシティで開催された「RMサザビーズ」のオークションに、2024年式ポルシェ「718スパイダーRSパナメリカーナスペシャル」が出品されました。
世界にたった1台しか存在しない幻のポルシェとは、どんなクルマなのでしょうか。

1954年、メキシコで開催された伝説のレース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」において、ポルシェは歴史的な勝利を成し遂げました。当時「550スパイダー」を駆ったハンス・ヘルマンは、1500cc以下のスポーツカー部門でクラス優勝、さらに総合3位という快挙を達成。
この結果はポルシェの名を世界に知らしめ、モータースポーツ界におけるステータスを一気に高めることになりました。
今回のオークションに出品された718スパイダーRSパナメリカーナスペシャルは、その栄光から70周年を記念して誕生した特別モデルです。「718スパイダーRS」をベースに、伝説の550スパイダーへのオマージュを込めた仕立てが随所に盛り込まれています。
ボディは専用色「サンテネール・シルバー」で彩られ、足もとには「20インチ鍛造マグネシウム製718ケイマンGT4 RSホイール」を装着。車体後部とサイドに刻まれたイエローの「55」エンブレムは、1954年に勝利を収めた550スパイダーのゼッケンを彷彿とさせます。
インテリアにも特別仕様が光ります。ヘッドレストには「ラ・カレラ・パナメリカーナ」のロゴを刺繍し、カーマインレッドのシートとステアリングホイールが鮮烈な印象を放ちます。
さらにセンターアームレストには、タグ・ホイヤーが255本限定で製作した「カレラ クロノグラフ トゥールビヨン×ポルシェ パナメリカーナ」専用ウォッチマウントを配置。スペシャルモデルならではの遊び心とコレクターズアイテムとしての魅力が融合しています。
今回出品された718スパイダーRSパナメリカーナスペシャルは世界にただ1台。メキシコ国内での新車価格は980万メキシコペソ(日本円で約7738万円)で、オークションでの予想価格は56万ドル以上(約8249万円)と見込まれています。
ちなみに、オークションの入札締切は2025年9月19日まで。ポルシェの栄光を体現する幻の一台が、どれほどの評価を受けるのか注目が集まります。
Writer: マツ
2022年からフリーのWEBライターとして活動開始。上場企業からの依頼で、SEO記事を中心にVOD・通信系(WiFi・光回線など)などのジャンルを執筆して経験を積む。現在も企業が運営する複数のメディアで記事を執筆。読者に役立つ内容を、わかりやすく執筆することを心掛けている。

































