トヨタ新型「SUV」発表! 最新「サメ顔」が超カッコイイ! プレミアムな本格モデル「ビーズィーフォーエックス」泰国にも登場へ
トヨタのタイ法人は2025年8月20日、フル電動SUV「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」の改良モデルを発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
新型「ビーズィーフォーエックス」登場へ
トヨタのタイ法人は2025年8月20日、フル電動SUV「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」の改良モデルを発表しました。
bZ4Xは、専用プラットフォームを採用したトヨタ初の本格BEV(バッテリー式電気自動車)として2021年に発表され、翌2022年に発売されたSUVです。
今回タイで発表された改良モデルは、ユーザーからのフィードバックや市場環境の変化を踏まえて改良が施されたものです。

エクステリアはフロントデザインを中心に刷新され、トヨタ最新のデザイン「ハンマーヘッド」を採用。シャープなライトデザインと低重心のフォルムによって、よりワイドで力強いスタンスを演出しています。
インテリアではインパネとセンターコンソールを一新。14インチの大型タッチスクリーンや、左右それぞれに設けられたワイヤレス充電器などを採用し、先進性と質感の向上を図りました。
BEVとしての基本性能も進化しています。バッテリーや冷却システムの改良によって、航続距離はWLTPモードで従来の約550kmから約600kmへと延伸。ロングドライブにおける快適性と安心感が一段と高まりました。
タイの自動車市場は日本メーカーが依然として大きなシェアを占めていますが、中国メーカーによるBEVの投入が急速に拡大しており、市場の勢力図に変化が見られます。
bZ4Xは2022年からタイで販売されていますが、当初、車両割当台数に制限があったこともあり、販売台数はわずか132台にとどまりました。
今回の改良モデルでは、タイ政府の支援策の変更を受け、初年度販売目標を6000台に設定。価格競争力に優れる中国メーカーがシェアを伸ばす中で、bZ4Xはプレミアム志向と信頼性を前面に打ち出し、差別化を図る構えです。
価格は10月中旬に発表されますが、FWD(前輪駆動)が150万バーツ(約683万円)台、4WDが160万バーツ(約728万円)台になるようです。納車は11月以降を予定しています。なお、発表翌日から予約受付が始まり、3日間で1000台に達したことも発表されました。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。









































