スズキ「斬新ジムニーバン!?」が超スゴい! 便利な「両側スライド」ד走破性能”も向上! 軽バン「エブリイ」なのにジムニーにしか見えないMDN マドンナ「ジブリイ64」カスタムカーを展示
2025年7月26日・27日に愛知県国際展示場(EXPO SKY AICHI)で行われた「オートメッセ in 愛知 2025」で、MDN マドンナはスズキ「エブリイ」のカスタムカーを展示しました。
スズキ「エブリイ」が「ジムニー顔」に! 走行性能もアップ
2025年7月26日・27日に愛知県国際展示場(EXPO SKY AICHI)で行われたカスタムカーショー「オートメッセ in 愛知 2025」。
カスタムショップのMDN マドンナ(大阪市生野区)は、スズキ「エブリイ」のカスタムコンプリートカーを展示しました。
一体どのようなクルマで、どんなカスタムなのでしょうか。
![見事な「ジムニー顔」に仕立てたMDMマドンナ「ジブリイ64」[オートメッセ in 愛知 2025]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/08/20250829_suzuki_every_mdm_000.jpg?v=1756454155)
MDN マドンナは、大阪市生野区のナニワが展開するアフターパーツブランドです。
主にトヨタ「ハイエース」や日産「キャラバン」「NV100クリッパー」などの商用車に加え、スズキ「ジムニー」(先代モデル)ベースにしたコンプリートカーをラインナップしています。
今回展示したのはスズキ「エブリイ」のカスタムカー。エブリイはスズキが40年以上販売を続ける軽商用バンで、現行型は2015年2月に登場した6代目。
クラストップの荷室サイズや低燃費性能を実現したほか、クラス初の衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポート」を採用するなど、安全性能も高めています。
ラインナップは商用タイプ「エブリイ」と乗用タイプ「エブリイワゴン」を用意し、エブリイはハイルーフ車のみ、エブリイワゴンはハイルーフと標準ルーフのどちらも設定しています。
このエブリイをベースにしたコンプリートカー「ジブリイ64」は5代目の先代モデルをカスタムし、ジムニーのようなタフなスタイリングをもたせました。
ボディサイドの大部分はエブリイの面影を残しているものの、フロントフェイスはジムニーのうち、2018年に登場した4代目現行型そのもの。初代ジムニーをオマージュした丸目ライトや、ジムニーのアイデンティティである「5スロットグリル」もそのままです。
フロントバンパーもジムニー風のデザインで、アンダー部を保護する堅牢なものを装着し、前から見るとジムニーにしか見えません。
リアも変更し、バンパーは潔く削除。代わりにパイプとメッシュを組み合わせたオリジナルのアンダーガードとトウバーマウントを装着し、利便性とアウトドアギアのようなスタイリングを実現しました。
アルミホイールも6スポークのゴツゴツとしたものを備え、タイヤもオフロード用のヨコハマ「ジオランダー」を装着。車高やサスペンションを見るにリフトアップも施されているようで、さながら「ジムニーバン」といった出で立ちに仕上がっています。
インテリアは商用車のメリットを活かした広い車内をアウトドア風に改良。革のシボ感の強いシートカバーや明るめのウッド調パネルも装備し、おしゃれな空間に一変。
ラゲッジはフルフラットにすることができ、キャンプや車中泊にも対応。車内には備え付けのバッテリーで稼働するエアコンに加え、内装のトリム内側には断熱材を入れ、保温性を高めています。
ユニークな装備といえるのが、「ペット見守りカメラ」の存在です。
Wi-Fiやデザリングによって、スマホから車内のペットの様子をチェックできます。前述のエアコンや断熱材などの快適装備と合わせ、ペットを安心してアウトドアに連れて来られるという魅力を持っています。
そんなジブリイ64ですが、コンセプトがはっきりしているのもあってか、会場では足を止めた多くの方が細かい所までクルマを観察していました。
MDNマドンナのブース担当者によると、たまたま通りがかった来場者からは「顔がジムニーなのでベースが何かわからなかった」などという驚きの声をもらったそうです。
Writer: 鈴木伊玖馬
愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。




























