スバル、新型「フォレスター」を国内発表、広く快適な室内空間や積載性などを確実に進化
スバルは6月20日、新型のSUV「フォレスター」を国内で発表しました。発売は7月19日。外見は従来から大幅に変わったという印象はないものの、パッケージングを変更、フォレスターをよく知る人ほど違いが感じられるクルマに仕上がっています。
クラストップの広さ感と快適性
スバルは6月20日、新型のSUV「フォレスター」を国内で発表しました。発売は7月19日から順次開始します。外見は従来から大幅に変わったという印象はないものの、パッケージングを変更、フォレスターをよく知る人ほど違いが感じられるクルマに仕上がっています。
新型ではモーターアシストによる軽快な加速を実現するという「e-BOXER」搭載グレードを用意し、先行受注の4割を占めたことが発表されています。しかし、スバルが主に訴えるのは「クラストップの広さ感と快適性」。クルマの基礎骨格である「SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバル グローバル プラットフォーム)」を採用して安全性などを高めたほか、前後の車輪の間隔であるホイールベースを30mm延長しました。その結果、室内も前席と後席の間隔を33mm広げたことで前席の快適性はクラストップを維持した上で「後席の快適性をさらに際立たせる」としています。
また、荷室やルーフへの圧倒的な積載性も強調しています。荷室開口部の最大幅は1300mm、ゴルフバッグを真横にして積むことができます。数値での広さのほかに、リアゲートを開くと作業灯が点灯する仕組みや、オプション装備の電動で開閉できる「パワーリアゲート」は、開閉速度の改善や荷室への張り出しを抑えました。
ルーフへの積載性では、後席ドアを開けたところにステップを設け、ルーフレールに固定したラックへのアクセスを容易にしています。また、後席は開口部を広げ、直角近くまで開くドアとし乗降性を改善しました。
安全面では自動ブレーキを含む安全システム「アイサイト・ツーリングアシスト」を全車標準装備、同時に歩行者保護エアバッグ」も全車標準装備しています。しかし、発表会の車両説明では、アイサイトの説明よりも安全の基本である視界について触れ、車両説明でも運転席から見える前後の視界の映像を見せて、視界の良さをアピールするところもスバルならではです。
ドライバーの顔を監視「ドライバーモニタリングシステム」
安全装備ではカメラがドライバーの顔をモニターし、ドライバーの眠気を感知して休憩を促すなど安全運転をサポートする「ドライバーモニタリングシステム」をスバル初搭載しています。
顔の認識はドライバーの状態を監視するだけでなく、顔認証によりシートやミラーのポジションを登録したドライバーに合わせて自動的にセットする「おもてなし機能」にも応用しています。ドライバーは5名まで登録可能で、顔の認識情報はクルマの中で完結するため外部に漏れることはないほか、顔を認識させずに保存してスイッチで呼び出すことも可能です。