レクサス最安「新車420万円」! 全長4.2mの小型ボディ×プレミアムな内外装を採用! 一番リーズナブルな“小さな高級SUV”「LBX」のエントリーグレードとは!
レクサスはトヨタの高級チャネルで、車両価格が2000万円というモデルもあります。そんなレクサスのなかでも最もリーズナブルなモデルが「LBX」です。
一番リーズナブルな“小さな高級SUV”
レクサスは北米や日本で高級ブランドとして知られており、高級ミニバン「LM」のように2000万円というプライスタグを付けるモデルも存在します。
しかし、そんなレクサスのラインナップのなかにも、400万円台から買えるリーズナブルなモデルあります。
それが「LBX」です。どのような特徴があるのでしょうか。

レクサスは、1989年にトヨタが北米で立ち上げた高級チャネルで、当初は「LS」(日本名セルシオ)と「ES」(日本名ウィンダム)のみのラインナップでした。その後、ラインナップを拡充し、日本には2005年に上陸しています。
そして、LBXは2023年11月に発売された「プレミアムコンパクトSUV」です。トヨタ「ヤリスクロス」をベースとしながらもエクステリアやインテリア、それに乗り心地は“レクサス仕様”に作り込まれており、「小さな高級SUV」とでも呼べるプレミアムな仕立てが特徴。
「高級車の概念を変えるサイズのヒエラルキーを超える次世代LEXUSモデル」と満を持しての発売となりました。
グレードは通常モデルのエントリーグレード「Elegant(エレガント)」から、ハイパフォーマンスモデルである「MORIZO RR」まで幅広く用意されています。
通常モデルのボディサイズは全長4190mm×全幅1825mm×全高1545mm、ホイールベース2580mmです。
パワートレインは1.5リッター直列3気筒エンジンをベースにしたハイブリッド(HEV)を搭載し、トランスミッションは電気式無段変速機。
駆動方式はHEVがFF(前輪駆動)およびE-Four(四輪駆動)で、燃費(WLTCモード)は28.0km/L(エレガント・FF)です。
エレガント以外のグレードとして、「Bespoke Build(ビスポークビルド)」「Cool(クール)」「Relax(リラックス)」「Active(アクティブ)」など、全5種類が存在します。
セーフティと機能装備については、グレード間で大きな違いはないのですが、内外装の仕様に違いがあります。
最も安いエレガントの価格(消費税込)は、FFが420万円、E-Fourが446万円。LBXで最安なだけでなく、レクサス車のなかで一番リーズナブルに購入することが可能です。
他のグレードとの大きな違いは3つあります。
1つ目は、フロントおよびリアのバンパーロアモールやリアピラーガーニッシュを含むエクステリアパッケージの有無で、これはビスポークビルドのみに設定されているものです。
2つ目はホイールサイズです。他のグレードが225/55R18を標準装備(ビスポークビルドは225/60R17も選択可)するのに対して、エレガントは225/60R17が標準装備、225/55R18がメーカーオプションとなっています。
3つ目はシート表皮です。他のグレードがウルトラスエードシートやセミアニリン本革シートが設定されているのに対して、エレガントとリラックスはL texと呼ばれる合成皮革のシートが標準装備。
他のシートはオプションでも選択できませんが、十分に高級感のあるインテリアとなっています。
※ ※ ※
LBXは、プレミアムコンパクトSUVとして、レクサスのラインナップのなかでも異彩を放つモデルです。
コンセプトとしてはレクサスオーナーが気軽に乗れる”2台目“として開発されましたが、一方でレクサスのなかで最も手の届きやすいモデルという役割も果たしています。
レクサスの世界観を手軽に味わいたい人にとっては、最適な選択肢のひとつと言えるでしょう。
Writer: 廣石健悟
1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)




























