トヨタ「“小さな”ミニバン」なぜ爆売れ!? “高齢者”から「アウトドア好き」まで大ヒット中! 約212万円からの“7人乗り”モデル「シエンタ」人気の理由とは
ユーザー層は「若いファミリー」だけじゃない!?
関東郊外のあるトヨタ販売店のスタッフに、シエンタのどんなところが支持されているのかを聞いてみました。
すると「実際に購入したユーザーからは、『見た目以上に室内が広くて快適』とか、『初心者でも運転しやすいので家族みんなが運転できるし、安全装備が充実していて安心』といった声が多く寄せられています」とのこと。

またユーザーは、特に子育て世代のファミリー層に人気が高いといいます。
「理由として、チャイルドシートを設置しても乗り降りがしやすい点が好評のようです。
また、『小回りが利くので運転が苦手でも安心』、『買い物の荷物が多くても余裕で積める』といった意見も多いです」
このように、実用性の高さがユーザーの共感を呼んでいることがわかりました。
加えて、「高齢の親を乗せることがあるので、乗り降りしやすいクルマがいい」「日々の運転は小柄な妻が担当しているので、シエンタくらいの大きすぎないクルマが安心」といった理由で、必ずしも多人数乗車が必須条件ではないユーザーからも選ばれているケースも多いそうです。
さらに近年では、アウトドア志向の若年層にも人気が広がっているといいます。
「キャンプや車中泊を楽しむために、荷室スペースが広く車内のアレンジ性が高い点も魅力に映っているようです。
シートを倒してフルフラットにすれば、ちょっとした車中泊や休憩にも十分対応できる点が注目されているようですね」
さらにハイブリッド仕様もラインナップされていることから、燃費性能を重視するユーザーからも選ばれているようです。
「最近のクルマ選びは、ガソリン代の高騰を背景に、燃費の良さと日常使いのバランスを評価する声が多いですからね。
シエンタは、燃費面ではガソリン車のWLTCモード燃費が18.3~18.4km/Lと、ミニバンとしては優秀です。
ハイブリッド車では最大28.8km/Lという非常に低燃費な性能を実現しています」
これだけの低燃費性能があれば、日常の通勤や週末の遠出でも燃料コストの不安が大幅に軽減されるはずです。
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取材する前、筆者(type-e)はシエンタに対し、「子育て中の若いファミリーユーザーに人気のクルマ」という強いイメージを持っていました。
ところが実際にはそういった子育て世代だけでなく、アウトドア好きな若年層や、高齢者との暮らしに配慮した子離れ世代の夫婦など、幅広い層に支持されていることが改めて実感できました。
多様な使い方にフィットするシエンタは、「あれもこれも叶えたい家族にとって頼れる1台」といえそうです。
Writer: type-e
初心者向けお役立ち情報からマニアックな車種解説まで、幅広いクルマコンテンツを制作するコンテンツメーカー。芸能人・有名人のカーライフもウォッチ。



























































