日産「“新”エクストレイル」初公開! 新たな「ロッククリーク」は“正統派・タフギア”仕様!? ゴツゴツデザイン×赤アクセントで“アウトドア映え”する「新仕様」の特徴とは

「僕らのタフギア」として、2000年に誕生したクロスオーバーSUV日産「エクストレイル」。25年目を迎えた今、その本流ともいえる特別なグレード「ROCK CREEK(ロッククリーク)」が誕生しました。標準車との違いを含め、その特徴を紹介します。

新エクストレイルに追加の「ロッククリーク」とは

 日産は2025年8月21日、ミッドサイズSUVである「エクストレイル」のマイナーチェンジを実施し、9月18日より販売を開始すると発表しました。

 今回のマイナーチェンジでは、ビジュアルと機能が強化されています。具体的には、力強さと上質さを高めたエクステリアに加え、内装ではより快適な移動空間とすべく、高級感と機能性に磨きをかけたとしています。

 そして新たな展開となるのが、モデルのバリエーションの拡大です。

日産「エクストレイル ロッククリーク」
日産「エクストレイル ロッククリーク」

 基本となるグレード構成は、エントリーグレード「S」、「プロパイロット」などの装備を充実させた中間グレード「X」、先進装備や快適装備が満載の最上位グレード「G」と従来型同様。

 全車のパワートレインが、1.5リッターの可変圧縮比エンジン「VCターボ」と日産独自の第2世代「e-POWER」ハイブリッドを組み合わせ、全グレードで電動4WD「e-4ORCE」が選択できる点にも変わりはありません。

 そこに新たな仲間が追加されることになりました。

 そのひとつが、エクストレイルが初代から受け継ぐDNAの「タフギア」に磨きをかけたカスタマイズモデル「ROCK CREEK(ロッククリーク)」なのです。

 ロッククリークは、中間グレードXの4WDモデル「X e-4ORCE」をベースに、専用の内外装に加え、機能装備を向上させたもの。

 設定を4WDのみとしたところに、日産自慢の電動4WDの魅力をアウトドアシーンで満喫して欲しいという開発者たちの意気込みを感じます。

 まずは外観から見ていきましょう。エクステリアのロッククリーク専用パーツは、ブラックを基調としたことで、よりワイルドに。

 さらにアクセントカラーとして、溶岩をイメージした「ラバレッド」を取り入れています。

 細かくみていくと、ワンポイントとして、フロントマスクではブラックのフロントグリルに、シルバーの3スロットを追加。

 エンブレムもラバレッド仕様に。さらにアクセントとして、ロックマークのエンボス加工も施されています。

 マイチェンの特徴となるロアグリルが強調されたフロントバンパーも、グリル周りをブラックとし、シルバー加飾の部分をラバレッドに変更することで、標準車と大きく差別化。

 さらにブラックのルーフレール、ロッククリーク専用仕様のラバロックアクセント付きの19インチアルミホイールとブラックルーフを装着し、ドアミラーもグロスブラックがコーディネートされています。

 そして、ボディサイドやテールは専用エンブレムを装着することで特別感を高めています。

 ボディカラーは標準色となる「ダークメタルグレー」を始め、全7色を用意。

 特別塗装色には、ロッククリーク専用色となる「キャニオンベージュメタリック/スーパーブラック2トーン」も用意されています。アースカラー系となる色味で、より冒険心を高めてくれる雰囲気を放っており、イチ押しです。

 もちろん内装もブラック基調とした専用仕様に。最大の特徴は防水シート仕様となること。

 日常やアウトドアシーンで活躍する際に起こりがちな水濡れや汚れの付着時に、拭き取りやすくなっているのがうれしいところ。

 ダッシュボードやシート、ステアリングなどのステッチにはラバレッドが使われ、精悍かつスポーティな印象に仕上げられています。

 機能面では、SUVでも人気のアイテムとなっているリモコンオートバックドアを始め、リアLEDフォグランプ、パーソナルドライビングポジションメモリーシステム、助手席パワーシートが追加され、使い勝手が高められています。

 ユニークな試みとしては、更なるドレスアップを加えるオプション「SOTOASOBIパッケージ」にも、「ROCK CREEK」仕様が用意されたことです。

 これにはボンネットを艶消しブラック化するプロテクションシールドと、フェンダーアーチを強調するタフブラックのフェンダーガーニッシュを組み合わせたもの。

 より頼りがいあるビジュアルになるところがポイントです。トコトン遊びを楽しむギアであるエクストレイルらしいオプションといえるでしょう。

 他にもロッククリークの世界観と機能を高める様々なアイテムが用意されている点も見過ごせません。

 カタログモデルとは異なる専用内外装を持つモデルなので、生産を手掛けるのは、「AUTECH(オーテック)」や「NISMO」同様に、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)というのも、特別さを感じさせるところ。

 新エクストレイル ロッククリークの発売は、標準車よりも遅い11月下旬からとされ、2列シートの5人乗り仕様が475万6400円(消費税込)。3列シートの7人乗り仕様が488万6200円(同)となります。

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Writer: 大音安弘(自動車ライター)

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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