トヨタ新「最大級モデル」発表! 「カクカク」デザインの430馬力超えモデル! 10速AT&デカすぎ「120リッタータンク」も採用の「タンドラ」米国に登場

トヨタの北米法人は2025年7月22日、フルサイズピックアップトラック「タンドラ」の2026年モデルを発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

トヨタの本格4WDモデル!

 トヨタの北米法人は2025年7月22日、フルサイズピックアップトラック「タンドラ」の2026年モデルを発表しました。

 タンドラはアメリカ生まれのフルサイズピックアップトラックで、初代は1999年にデビュー。

 現行モデルは3代目にあたり、2021年秋に発表、2022年モデルとして登場しました。

内装のレトロ感もイイ!
内装のレトロ感もイイ!

 北米市場で販売台数No.1のフォード「Fシリーズ」や、シボレー「シルバラード」といった強豪がしのぎを削るフルサイズピックアップ市場にあって、販売台数では後塵を拝しながらも、着実に販売を伸ばし存在感を高めています。

 全長6mを超えるモデルも存在するトヨタ最大級のクルマで、直線を基調とした角張ったデザインが特徴です。

 今回発表された2026年モデルは、大幅なデザイン変更は行わず、細部の質感や装備の向上によって商品力を磨き上げています。

 最上級グレードの「キャップストーン」では、シートや内装トリムに「シェール プレミアム テクスチャード」と呼ばれる新素材を採用。石材を思わせる落ち着いた色合いと手触りが、上質感をいっそう高めています。

 オフロード性能を重視した「TRD Pro」には、新たにスカイブルー系の専用ボディカラー「ウェーブマーカー」を設定しました。ピックアップトラックらしからぬ大胆な色使いで、荒野から都市部まで映える存在感を放ちます。

 さらに赤色の「ISOダイナミックフロントシート」を標準装備。このシートは空気とオイルを使った特殊なショックアブソーバーシステムを備え、ドライバーの身体にフィットするホールド性と、路面からの衝撃を和らげる快適性を両立しています。

 燃料タンク容量は全グレードで統一。従来は下位グレードが22.5ガロン(約85リッター)でしたが、2026年モデルでは上位グレードと同じ32.2ガロン(約122リッター)に拡大されました。これにより下位グレードの航続距離が大幅に伸び、長距離移動や牽引時の安心感が向上しています。

 パワーユニットは引き続き2種類を設定。ひとつは「i-FORCE」と呼ばれる3.4リッターV型6気筒ガソリンエンジンで、最高出力389馬力・最大トルク479lb-ft(650Nm)を発生します。

 もうひとつは同エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド仕様「i-FORCE MAX」で、最高出力437馬力・最大トルク583lb-ft(790Nm)を発生。いずれも10速ATを組み合わせています。

 価格帯は4万1260ドル(約600万円)から8万725ドル(約1200万円)です。

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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