「知らない人、多すぎ!」 クルマにある「謎のスイッチ」押したら何が起きる?「クルマが踊ってる」スイッチが秘めた“すごい機能”とは!
では、スイッチはいつ使うのか?
では、このスイッチは一体どのような状況でオフにする必要があるのでしょうか。

自動車ディーラーの販売スタッフに質問したところ、以下のような回答が返ってきました。
「VSCやVSAは安全に運転するための機能ですので、通常の使用環境においてはオフにすることはありませんし、推奨されません。
しかし、雪道やぬかるんだ泥道にハマってタイヤが動かなくなったような特殊な状況においては、この安全機能がエンジンパワーやタイヤの動きを極端に制御してしまうことで、上手く路面に力を伝えられないことも起こりえます。
そのような限られた場面では、この機能をオフにすることで脱出しやすくなるのです。
ただし安全のためにも、脱出後は解除した機能を再びオンにすることを忘れないようにしてください」
上記の説明のような状況においてのみオフにする必要が出てくるため、“あえて安全装置をオフにする”スイッチが搭載されており、そのためスイッチにも「ON」ではなく「OFF」と書かれている、ということでした。
このように、クルマが踊っているような絵が描かれたスイッチの正体は、簡単にいえば「車両の過度な挙動を抑えるための機能をオフにする」スイッチです。
基本的に日常生活では、この機能をオフにすると危険な挙動を起こす可能性があるため、誤って押してしまわないように気をつけましょう。
Writer: パワーボム
関西大学社会学部卒業後、某CS放送局運営のメディアにてライターとしてのキャリアをスタート。自動車ブログの立ち上げから携わり、主にトヨタ車やレクサス車、キャンピングカーを中心に取材記事を多数執筆する。















