「ちゃんと前見て!」 首都高が「ほぼノーブレーキで衝突」事故の瞬間を公開! 「スーパーカー」がドカンと追突! 最悪の結末に… 大混雑「お盆前の駆け込み期間」突入で注意呼びかけ

首都高の公式SNSは、注意喚起のために事故の瞬間を映した動画を投稿しました。一体どのような内容なのでしょうか。

大渋滞で「激突」 何があった?

 首都高の公式SNSは2025年8月4日、お盆シーズンに合わせて1本の動画を投稿しました。

 一体どのような内容なのでしょうか。

事故のイメージ(画像:PIXTA/イメージです)
事故のイメージ(画像:PIXTA/イメージです)

 動画は3本の監視カメラ映像とお知らせで構成されています。

 1本目の動画は高速本線のJCT分岐を映したものです。1車線の左方分岐はガラガラですが、2車線の右方分岐はすでに混雑しています。

 混雑する車列の最後にシルバーのコンパクトカーが減速して接近。ここまでは当たり前の光景です。

 カメラがズームした次の瞬間、白いセダンが衝突。かなりの衝撃だったようで、コンパクトカーは前に押し出されました。

 コンパクトカーの前にいるライトバンに玉突きする勢いでしたが、ギリギリ停まりました。セダンに追突された後部は激しく損傷し、事故の凄まじさを物語っています。

 2本目の動画はトンネル内部です。首都高の中央環状線でしょうか。本線の2車線は大混雑で、画面いっぱいにクルマが並んでいます。

 画面中央付近に青っぽいコンパクトカーが減速し、停止しようとします。しかし、コンパクトカーの直後にいた白いスーパーカーは全く減速しようとしません。よそ見をしていたのでしょうか。

 急接近し、スーパーカーは慌ててブレーキを踏みますが、ときすでに遅し。コンパクトカーのテールランプが上下に揺さぶられるほどの強い勢いで追突。ほぼノーブレーキでぶつかった形です。この事故でも2台以外には接触はなかったようで。

 続いて3本目の動画では、地上の本線を映したものです。近くに水場があり、道路設備の特徴などから、都心環状線の代官町付近と見られます。

 すでに外回り方面は長蛇の列といった大渋滞で、左車線は完全に停止しています。渋滞の末尾に白いコンパクトカーが接近し、じわじわとブレーキをかけて停止しようとします。

 すると、後ろからシルバーの軽SUVがノーブレーキで近づいてきます。こちらもよそ見をしていたのでしょうか。

 直前でブレーキを踏み始めたと思いきや、間に合いませんでした。そのまま追突し、SUVは車体を揺らして停止します。

 これらの事故はいずれも「渋滞中」に発生しており、よそ見なのか、スマホをいじっていたのか、あるいは寝ていたのかはわかりません、ブレーキの踏み始めが遅いことから、原因は明らかな前方不注意です。

 首都高では8月のお盆シーズン真っ最中ではなく、その前後が集中して混雑します。お盆前に納品や、暑中見舞いなどのあいさつ回りが集中するためです。

 1年のなかでも特に渋滞が多い月だといい、「月初からお盆期間前(8月1日(金)、8月4日(月)~8日(金))は特に渋滞が多くなる傾向がある」としています。

 動画の最後および投稿コメントでは、「渋滞の発生が予想されているときには、いつも以上に前方に注意し、安全運転を心がけてください」と呼びかけています。

※ ※ ※

 渋滞時は、いつも以上に前方に注意することも大切ですが、しっかり車間距離を取ることも重要です。

 車間距離が開いていれば、前方の状況を把握しやすくなり、万が一前車が急ブレーキを踏んでも、余裕をもって停まることができます。

 また、首都高ではJCTなどで、カーブの先が見えない「ブラインドコーナー」になっているポイントが多くあります。

 もし速度を落とさずに走っていると、カーブの先で渋滞している場合、慌ててブレーキを踏むことになり、多重の追突事故を招くこともあり、非常に危険です。

 急カーブでは速度を落とすとともに、もし渋滞を発見したら、ハザードを点灯させて早めに後続車に知らせることも大切です。

【画像】「ええぇぇ…」 これが首都高「衝突事故」発生の瞬間です

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