2000万円! レクサスの新「4人乗り“超高級”4WDミニバン」発売! ますます“静音”で「快適度」アップ! 質感もスゴすぎる新「LM」に注目

レクサスは2025年7月17日、高級ミニバン「LM」の一部改良モデルを発表し、8月1日より発売しました。従来のモデルと比較してどのような点が異なっているのでしょうか。

静粛性と利便性を高めた一部改良モデルを2025年8月に発売

 レクサスは2025年7月17日、高級ミニバン「LM」の一部改良を発表し、8月1日より販売を開始しました。

 どのような進化を遂げたのでしょうか。

レクサスの最高級ミニバン「LM」一部改良でどう進化した!?
レクサスの最高級ミニバン「LM」一部改良でどう進化した!?

 LMは、2020年にアジア地域のショーファードリブン需要に対応するモデルとして誕生しました。初代は海外専売車でしたが、2023年に全面刷新され、2代目として国内市場にも投入されています。

 車名に込められた「ラグジュアリームーバー」の名のとおり、全乗員が自然体でくつろげる空間づくりを目指して開発されました。

 ミニバンというカテゴリにおいて、同車は「LS」「LC」「LX」といったレクサス最上級モデルと並ぶフラッグシップという位置付けです。高級ショーファーカーとしてのニーズを担っています。

 2023年12月に発売された現行モデルは、プラットフォームに「TNGA GA-K」を採用し、ねじり剛性を約1.5倍に高めるなど、体幹性能を強化。走行性能だけでなく、静粛性や乗り心地の向上も図られ、LEXUS独自の「対話のできる走り」を実現しています。

 ボディサイズは全長5125mm×全幅1890mm×全高1955mmで、ホイールベースは3000mm。

 パワートレインは、2.4リッター直列4気筒ターボエンジンと前後モーターを組み合わせたハイブリッドシステムで、システム最高出力は371馬力を発揮します。トランスミッションには6速ATを採用し、駆動方式はAWD(四輪駆動)のみの設定です。

 エクステリアは新デザインテーマ「スピンドルボディ」によって、空力性能と存在感を両立した造形に刷新。インテリアはパーソナル感と開放感を追求した空間設計で、乗員それぞれが快適に過ごせる設えが施されています。

 ラインナップは、4座仕様の「LM500h“EXECUTIVE”」と6座仕様の「LM500h“version L”」の2タイプ。

 EXECUTIVEでは前席と後席をパーティションで仕切ることで、完全個室のような空間を実現しました。

「LM」4人乗り仕様は前後席をパーティションで仕切り、下には48インチ大型ワイドディスプレイを備えます

 今回の一部改良では、車内の静粛性と利便性のさらなる向上が図られています。

 具体的には、リアホイールハウスおよびバックドア周辺に制振材・吸音材を追加・拡大し、走行中のロードノイズや振動音を軽減。これにより、すべての乗員がより自然体でくつろげる空間を提供します。

 さらに、4座仕様のEXECUTIVEでは後席のパワースライドドアスイッチの位置を、従来のリヤオーバーヘッドコンソールからリアセンターコンソールへと移動しました。これにより、着座したままでも容易にドア操作が可能となり、操作性が向上しています。

 このスイッチ移動に伴い、リヤオーバーヘッドコンソールにはダウンライトが新たに設置されました。夜間や暗所でも足元が見やすくなることで、安全な乗降をサポートします。

 またリアセンターコンソールには、スマートフォンや小物を置けるトレイが追加され、使い勝手が高まりました。

 加えて、EXECUTIVEとversion Lの両仕様において、室内照明の照度上限を引き上げる改良が施されています。これにより、乗員の好みに応じた明るさに細かく調整できるようになりました。

 新型LM 一部改良モデルの価格(消費税込み)は、EXECUTIVEが2010万円、version Lが1500万円となっています。

オットマン付きパワーシートと大型ヘッドレストが備わる4人乗り仕様のリアシートは、押圧するリラクゼーション機能やシートヒーター、シートベンチレーションなどを完備します

※ ※ ※

 レクサス「LM」は、ショーファードリブンカーとしての特性に加え、静粛性や快適性を重視するユーザーに向けた進化を続けています。

 今回の改良によって、より上質な移動空間としての完成度が高められました。

 今後も高級ミニバン市場において注目を集める存在といえるでしょう。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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