トヨタ大人気高級ミニバン「ヴェルファイア」ってどんなクルマ!? 実は生産終了も検討されていた…! 兄弟車「アルファード」にはない仕様も!

トヨタの高級ミニバン「ヴェルファイア」は、同社の人気車種としてラインナップされています。兄弟車「アルファード」にはない仕様もあるヴェルファイアですが、その人気はいかほどなのでしょうか。

トヨタの人気高級ミニバン「ヴェルファイア」

 トヨタ「ヴェルファイア」は高級ミニバンとして、多くのユーザーから支持を集めています。

 兄弟車「アルファード」と比較した際の特徴は一体何なのでしょうか。

トヨタ「ヴェルファイア」
トヨタ「ヴェルファイア」

 ヴェルファイアは初代モデルが2008年に登場して以来、アルファードの兄弟車として独自のポジションを築き、多くのファンを獲得してきました。

 登場時からアグレッシブな佇まいを維持しつつ、より上質で洗練された雰囲気を強調している点が大きな魅力です。

 シャープで流麗なエクステリアは、アルファードに比べてスポーティな印象を与え、都会的なスタイルを好むユーザー層に強く訴求してきました。

 エッジの効いたデザインで、”若者のクルマ離れ”と言われる中、若者の心をガッチリつかみ、先代モデルのオーナーは約30%が30代以下とされています。

 兄弟車のアルファードが人気を極める一方で、「両車の差が縮まってきたったため、生産終了も検討されていた」と、現行モデル発表時に同社のデザイン領域長、サイモン・ハンフリーズ氏は話していました。

 しかしユーザーや開発チームからの反対が大きく、現行モデルも販売を続行。同氏は「それぞれが明確なポジションを持ち、唯一無二の魅力がある」と話しています。

 一時は廃止の話もあったヴェルファイアですが、現行モデルの人気は健在。日本自動車販売協会連合会が発表する2024年の乗用車新車販売台数では、1年間で3万3105台(前年比250%)を販売しています。

 アルファードとヴェルファイアの販売比率は7:3という比率になっていることからも、ヴェルファイアは高級ミニバン市場において十分支持を獲得していると言えます。

 そんな同車は2025年1月にはアルファードと同様に、マイナーチェンジが施され、環境性能に優れたPHEV(プラグインハイブリッド)仕様をラインナップに追加。より幅広いニーズに対応する選択肢が提供されています。

 また同マイナーチェンジでアルファードには設定のない「プレシャスメタル」を新色として設定。アルファードより金属感をより強調したカラーになっています。

 アルファードとの違いとしては、ガソリン車の設定が高性能な2.4リッターターボエンジンになっている点が挙げられます。

 高い加速応答性と十分な駆動力を持ち、ペダル操作に対して気持ちよく伸びるのが特徴です(アルファードのガソリン車は2.5リッター自然吸気エンジン車のみ)。

 ヴェルファイアのグレードは「Z Premier」と上級グレードの「Executive Lounge」をラインナップ。

 パワートレインはZ Premierに2.5リッターハイブリッドと、先述の2.4リッターターボエンジンをラインナップ。Executive Loungeには、プラグインハイブリッドとハイブリッドをそれぞれラインナップしています。

 インテリアはグレードによって大きく異なっていて、Z Premierのセカンドシートには上質な肌触りのプレミアムナッパ本革を採用。前後シートスライドは最大530mmが可能です。

 アームレストには、リクライニングを倒しても肩を張らずにリラックスして腕を置けるように肘を置きやすい弓なり形状を採用しています。

 Executive Loungeは、快適に操作できるパワーロングスライド、伸ばした脚をゆったりと受け止めるパワーオットマン、心身の疲れを癒すリフレッシュシートを採用しています。

 さらに、空調、オーディオ、照明、サンシェード、シート機能などを後席の多彩な機能を操作できる5.5インチのタッチディスプレイを搭載しています。

 車両本体価格(消費税込)は670万円から1085万円です。

※ ※ ※

 ヴェルファイアは他のクルマにはない、アグレッシブな佇まいが特徴で人気を博しています。

 ワイルドなデザインとタフな走りを求めるユーザーからこれからも愛され続けることでしょう。

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Writer: くるまのニュース編集部

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