トヨタ斬新「スライドドアSUV」がスゴイ! 全長4.3m“ちょうどいいボディ”&カクカクなタフデザイン! フラットな「めちゃ広ッ車内」も魅力のSUVミニバン「Tjクルーザー」ってどんなクルマ?
2025年7月の新車販売ランキングでは、ミニバンとSUVが上位を占め、幅広い支持を集めています。それらのトレンドに先駆けるようにトヨタは、ミニバンの実用性とSUVの力強さを融合させたユニークなモデルを発表していました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
ミニバンとSUVのいいとこどり!
2025年7月の普通乗用車新車販売ランキングでは、ミニバンやSUVが上位を占め、これらの車種が幅広い層から支持を集めていることがわかります。
このような市場のトレンドに先駆けるように、かつてトヨタはミニバンの実用性とSUVの力強さを融合させたユニークなモデルを発表していました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。

そのモデルとは、「Tj CRUISER(ティ・ジェイ・クルーザー)」です。
同車は、トヨタが2017年の東京モーターショーで発表したミニバンの実用性とSUVの力強さを融合させたコンセプトモデル。
Tj CRUISER(Tjクルーザー)の車名は、「TOOL-BOX(道具箱)」の実用性と「Joy(楽しさ)」を表す「Tj」に、トヨタのSUV伝統である「CRUISER」を組み合わせたもので、日常の使いやすさとアクティブなライフスタイルを両立させる意図が込められています。
外観は、直線的で角ばったシルエットに、フラットなボンネット、厚みのあるバンパー、大径タイヤ、存在感のあるフェンダーアーチが特徴で、オフロード走行を想起させるタフな印象を与えます。
一方で、フロントグリルや丸みを帯びたヘッドライトには近未来的な要素が取り入れられ、モダンな雰囲気も漂わせます。
ボディサイズは全長4300mm×全幅1775mm×全高1620mm、ホイールベース2750mmと、トヨタの小型ミニバン「シエンタ」よりやや大きく、都市部の狭い道路や駐車場でも扱いやすいコンパクトな設計です。
インテリアは実用性を追求した設計が特徴で、2列シート仕様ながらリアシートを倒すと広々としたフラットな荷室が出現し、サーフボードや自転車などの大型レジャー用品を収納できます。
助手席をフルフラットにすれば、3メートル級の長尺物も積載可能で、両側の大開口スライドドアは狭い場所でも乗り降りや荷物の出し入れを容易にします。
ボンネットやルーフ、フェンダーには傷や汚れに強い強化塗装が施され、「道具」のようにタフに使える点も魅力です。
シンプルで機能的なインテリアは、荷物運搬の役割を最大限に発揮しつつ、快適な空間を提供します。
パワートレインは、2リッタークラスのエンジンをベースにしたハイブリッドシステムを採用し、前輪駆動と4輪駆動を設定。
トヨタの次世代TNGAプラットフォームを基盤とし、低重心で優れた走行性能と高い燃費性能を実現します。
都市部の舗装路から軽いオフロードまで対応可能な走破性は、アクティブなライフスタイルをサポートします。
そんなTj CRUISERは発表当時、斬新なデザインと実用性で大きな注目を集め、市販化への期待が高まりました。
しかし、2025年8月現在、正式な市販化の発表はなく、発売時期や価格も未定です。
一部では2018年秋頃の発売が予想されていましたが、開発の進捗や市場ニーズに応じた戦略見直しにより計画が変更された可能性があります。
トヨタは「カローラクロス」や「ヤリスクロス」などSUVラインナップの拡充を進めており、Tj CRUISERのコンセプトが他のモデルに反映されている可能性もありますが、現時点ではコンセプトカーとしての役割にとどまっています。
それでも、ミニバンとSUVの融合というコンセプトは現在の市場トレンドに合致しており、2025年10月の「ジャパンモビリティショー2025」で、Tj CRUISERの精神を引き継ぐモデルが登場するかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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