ムーンスターエキスポートは2025年6月27日から3日間開催の「東京アウトドアショー2025」で、「JP STAR」ブランドのキャンピングカー「Happy1＋ City TYO（ハッピーワン・プラス・シティ・TYO）」を実車展示しました。

　SNSなどには主に来場者を中心にさまざまなコメントが寄せられています。

「JP STAR Happy1（以下Happy1）」シリーズは軽トラックや小型トラックをベースとしたキャンピングカー（キャブコン）で、このうちHappy1＋は、ダイハツの軽トラック「ハイゼットトラック」をベース車に採用しています。

　ボディサイズは全長3790mm×全幅1690mm×全高2480mmと、軽自動車規格（同3340m×1480mm×2000mm以下）を超えるものですが、キャンピングカーとしては非常に小さく、その一方で快適な車中泊空間も両立しています。

　エクステリアは四角と丸の中間「スクワール」なボディとし、堅牢な雰囲気をなくして親しみやすいスタイルを実現。インテリアはコンパクトながらもモダンで上質にまとめ、快適に過ごせるLの字型ソファや十分な容量のシンクなどを搭載。

　居住部の頭上空間も確保したほか、前席シートの上部（キャビン）はバンクベッドが備わり、上下2階建て構造といった具合で、乗車定員と同じ4名の就寝定員を確保。コンパクトサイズながらもしっかり車中泊が可能です。

　なかでも今回展示されたHappy1＋ City TYOは、「都会（まち）に暮らす 都会（まち）に生きる」をキャッチコピーに、街乗り利用も可能にした新感覚キャンピングカーだといいます。

　新たに全高を低く抑えたポップアップルーフとアーバングレーの専用色を採用し、関東エリア限定50台とした限定車だといいます。

　ポップアップルーフは閉じて使用しない状態にすると全高は2050mmとなり、通常のHappy1＋よりも40cm以上低くなります。これにより、全高制限のある立体駐車場の入場も可能です。

　展開の操作は3ステップと簡単で、通常モデルと同じ全高2480mmまで拡大でき、Happy1＋の特徴である広い頭上空間を実現。室内高は176cmで、大人の男性でも立ったまま移動や作業をすることができます。

　ベッドは通常時はソファとして使用可能で、展開すれば幅120cm×奥行き210cmとセミダブルベッドサイズの寝床を確保できます。

　また通常モデル同様にバンクベッドも備わり、幅136cm×奥行き155cmと、子ども2名なら十分に寝られるスペースが確保され、就寝定員も変わらず4名です。

　さらに車内装備としてギャレー（シンク・水道）や脱着式テーブル、3箇所のコンセント、そして複数の収納などが効率的に備え付けられています。

　Happy1＋ City TYOの価格（消費税込）は400万円から。なお登録は8ナンバーのキャンピングカー登録になります。

　展示会場では家族連れをはじめ、多数の関心を惹きつけていた同車ですが、SNSなどでも来場者を中心にさまざまなコメントが寄せられています。

「全高が低いだけで助かります」「ハイルーフのキャンピングカーは駐車場にこまるので素晴らしい」「すげー。これは欲しい」など、取り回しがしにくいキャンピングカーのデメリットをなくすポップアップルーフの採用に高い評価が寄せられています。

　また、「ちょっと安くない？」「新車で400万は手頃だと思うんだが」など、比較的手頃な価格や、「内装が良いですね」「めっちゃオシャレやな」など、インテリアの質感の高さに注目する人もいるようです。