新車134万円! スズキ斬新「“4人乗り”軽スポーツ」がスゴイ! 超パワフルな“ターボエンジン”搭載&ボンネットの「エアインテーク」がカッコイイ! 軽初の“スゴイ機能”も採用した「MRワゴンスポーツ」とは!
かつてスズキが販売していた軽トールワゴン「MRワゴン」。なかには「スポーツ」という走行性能を高めたグレードも存在しました。
スズキ斬新「“4人乗り”軽スポーツ」がスゴイ!
スズキが2001年から2016年まで販売していた軽トールワゴン「MRワゴン」。
使い勝手の良さと小気味よい走りを特徴とするモデルでしたが、なかでも初代モデルには、「スポーツ」という、より走行性能を高めたグレードも存在していました。

初代MRワゴンは2001年に登場。
車名に採用されている“MR”は「マジカルリラックス」を意味し、「大人4人がくつろげる広いスペース」と「快適な走行性能」を兼ね備えた一台として人気を獲得しました。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1590mm。
「タウンカーとしての新しいデザインを表現した」というエクステリアは、フロントからルーフ、リアまでが一筆で描いたような「モノフォルムデザイン」を採用し、そのスマートかつ個性的なデザインから、2001-2002年度の「グッドデザイン賞」にも選ばれました。
発売当初は「E」「X」「Xナビパッケージ」と、ターボエンジン搭載の「ターボT」といった4つのグレードを展開。
その後、2002年に追加されたのが、「スポーティな上級車種」という位置付けのグレード「スポーツ」でした。
このスポーツは、最高出力64馬力を発揮する直列3気筒DOHC 12バルブ インタークーラーターボエンジンを搭載。
同じターボモデルであるターボTに搭載されるエンジンよりも、トルクなどが強化されています。
トランスミッションには、ロックアップ機構付きの電子制御4速オートマチックを採用。
また、専用のローダウンサスペンションや、14インチアルミホイール、155/55サイズの低偏平率タイヤを装着するなど、MRワゴン随一の高い走行性能を実現しています。
エクステリアではボンネットにエアインテークを追加し、スポーティな外観にカスタムすることでノーマルモデルと差別化。
インテリアにもタコメーターを追加したほか、「クッション・レストレイント・デバイス」という、「前面衝突時に運転席座面前端が隆起し、ドライバーの身体が前方へ押し出されるのを抑制する安全機能」を、軽自動車で初めて採用しました。
このようにスマートなフォルムと高い走行性能を誇り、さらに134万円(消費税抜)という上級スポーツグレードとしては手が出しやすい価格が評価された、MRワゴン スポーツ。
フルモデルチェンジの際に廃止となってしまいましたが、販売終了以降も中古市場では依然人気の高い一台でした。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。





















