トヨタ「クラウン“ステーションワゴン”」!? まさかの「ハイパワー“ターボエンジン”」搭載な「クレスタ」! 群馬大学校の学生が手掛けた「カスタムモデル」とは

群馬パーツショー2025にて、群馬自動車大学校が手掛けたカスタムカーが展示されていました。一体どのようなクルマなのでしょうか。

まさかのクレスタワゴン!?

 2025年7月11日より開催された「群馬パーツショー 2025」にて、2025年1月の「東京オートサロン」でのコンテストで優秀賞を受賞した群馬自動車大学校が手掛けたカスタムカーが実車展示されました。

 一体どのようなクルマなのでしょうか。

まさかのトヨタ「クラウン“ステーションワゴン”」!?
まさかのトヨタ「クラウン“ステーションワゴン”」!?

 群馬自動車大学校は群馬県伊勢崎市の自動車整備士の養成学校。なかでもカスタマイズ科では過去にも数多くのカスタムカーを製作しており、2024年1月に開催されたのカスタムカーイベント「東京オートサロン」では、プリウスクーペをイメージしたカスタムカー「GAUS 650VISION」を製作・展示し、大きな話題となりました。

 そんな群馬自動車大学校カスタマイズ科が今回展示したクルマは、2025年「東京国際カスタムカーコンテスト」のドレスアップ・ミニバン/ワゴン部門で優秀賞を受賞した「クレスタ ワゴン」です。

 ベースとなったクルマはトヨタ「クレスタ(100系)」。クレスタといえば、1980年代前半から後半にかけて「ハイソカー」として中高年層のみならず若者を中心にまで広く人気を博していました。

 ハイソカーは、「ハイソサエティ・カー(上流階級向け車種の意味。和製英語)」からくる造語です。

 当時として珍しい、デジタルメーターや電子制御サスペンションを搭載しており、た高級車として人気を得ており、そのハイパワーさから現在でもドリフト車やチューニングカーとしてクルマファンを中心に根強い人気を得ています。

 そんな100系クレスタをベースに15年以上前に流行った「J-LUG」をコンセプトにラグジュアリーステーションワゴンを製作したといいます。

 展示車両について担当者は以下のように話します。

「もともとは学校で使っていた整備などに使っていたクルマにカスタムを施しました。

 ポイントとしてはフロントをトヨタ最新型『クラウン』を意識したデザインになっている点や、今はほとんどないセダンステーションワゴン車のような雰囲気を意識してカスタムしています。

 またエンジンには、1JZエンジンを載せて、ターボも付けています」

 フロントフェンダーには現行の「クラウン クロスオーバー」のフェンダーを使用。クレスタボディに自然と溶け込むようにブリスターフェンダーの造形で見事に造り込まれています。

 リアヤ周りは、クレスタデザインのテールライトから、70系カムリ(10代目)のテールライトを採用し今風のデザインへ一新。また、リヤルーフの後方にはサンルーフなども後付けで取り付けられています。

 エンジンは純正ベース車の2リッター「1G」型エンジンから2.5リッターの「1JZ」型エンジンにへスワップしのうえターボ化し、シルバーに輝くホイールと車高を落としたシャコタン仕様。

 クレスタ100系をベースとしていますが、ベース車両がわからないほどたくさんのカスタムが施されており、ザ・カスタムカーといえる世界に1台しかないクルマに仕上がっています。

※ ※ ※

 反響について担当者は以下のように話します。

「一番多いのは、やっぱりベース車両がクレスタっていうのによく驚かれますね。

 あとは、リヤア部分が空洞などうなっているのか聞かれるんですが、実際空洞になってるラゲッジスペースの空間が確保されているので、バックドアさえ作れば荷物なんかも積めるようにできます」

 今回の車両を見たユーザーからも「やばいクレスタおった」「クレスタの変わり具合すご」「クレスタワゴンやばw」など多くの反応が集まるなど、大きな注目を集めていました。

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Writer: 青田 海

2023年4月よりライターとして活動を開始。初心者にもわかりやすく読みやすい構成を心がけ、自動車を中心に新車情報、カーライフにまつわる話題など幅広い記事を執筆している。芸能分野に詳しい。

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