ヤマハの英国法人は2025年5月22日、「トリシティ125」の2025年モデルを発表しました。

　大きく進化した同車について、日本でも反響が見られます。

　トリシティ125は、ヤマハが製造・販売している三輪バイク。

　初代モデルが発売されたのは2014年で、ヤマハ独自を活かした「LMW（リーニング・マルチ・ホイール）」と呼ばれる、二輪のように傾斜して曲がる三輪以上の車両の第一弾モデルという位置づけでした。

　そして2025年5月に発表された2025年モデルの特徴としては、まず中央に配置されたプロジェクターLEDヘッドライトと水平配置のポジションランプが「Y」字のモチーフを形成し、シャープで先進的なフロントフェイスになったことが挙げられます。

　またリアは、平面デザインのLEDテールランプと一体型ウインカーにより、スマートな印象に。

　ハンドル周りでは、新たに採用された4.2インチTFTディスプレイを搭載し、視認性と操作性を向上。

　このディスプレイはヤマハの「MyRide」アプリと連携することで、ナビゲーション、着信通知、音楽再生、天気情報を表示できるほか、明るさ調整も可能と、昼夜問わず見やすく作られています。

　デュアル構造のシートは、座面後方のパネルを外すことで、純正トップケースの装着に対応。シート下には充分な収納スペースも確保され、日常使いにも適した設計です。

　足回りには、先述したLMWを採用し、前二輪のアッカーマン式ステアリングがスムーズなコーナリングを実現。滑りやすい路面や悪路でも高い安定性を誇り、都市部での移動を安心して楽しめます。

　ブレーキはUBS（統合ブレーキシステム）が標準装備され、ABS（アンチロック・ブレーキシステム）はオプションで選択可能。

　パワーユニットには、EURO5+に対応した125cc単気筒Blue Coreエンジンを搭載し。最高出力12.2馬力・最大トルク11.2Nmを発揮します。

　またこのエンジンにはアイドリングストップ機能「Stop and Startシステム」も備わり、燃費性能は43.5km／Lを実現。

　機能面では、スマートキーシステムによるキーレス操作が可能なほか、USB Type-Cソケットが標準装備されたことでスマートフォンの充電も可能です。

　ボディカラーは「ゼングリーン」「ミルキーホワイト」「マットグレー」の全3色から選択でき、価格は4801ポンド（約94万5734円）での販売です。

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　このような特徴を持ち新たに誕生した、2025年型トリシティ125に対し、日本のSNSなどでは、

「新型のデザインいいじゃん！」

「この新しいトリシティ欲しいなぁ」

「125ccのスクーターにナビ付きTFTメーター搭載とか、もう完全に未来だな」

　といったコメントが寄せられています。

　デザイン、機能性、安全性、利便性の進化とともに、先述したスマホアプリと連携できる4.2インチTFTディスプレイの機能性に驚き、新型ならではの装備を魅力的に感じたユーザーは少なくない様子。

　ひと昔前では考えられないハイテク装備に、称賛の声が上がっています。