三菱「7人乗り“SUV”ミニバン」実車公開! タフ顔×全長4.5m級の「ちょうどイイサイズ」! 高性能ハイブリッドもある「エクスパンダークロス“プレイ”」タイ仕様がスゴかった!
2025年7月2日から6日まで開催された「FAST Auto Show Thailand 2025」において、三菱のタイ法人はコンパクトミニバン「エクスパンダークロス」を出展しました。日本では売られていないクルマですが、どのような仕様なのでしょうか。
日本でも売れそう! コンパクトな「SUVミニバン」が登場
三菱自動車工業(以下、三菱)のタイ法人、ミツビシ・モーターズ・タイランド・カンパニー・リミテッド(MMTh)は、2025年7月2日から6日までバンコク国際貿易展示場「BITEC」(バンコクバーンナー区)で開催された「FAST AUTO SHOW THAILAND 2025」において、最新の三菱車ラインナップを出展しました。
そのなかには、日本では販売されていない「エクスパンダークロス」の姿もありました。いったいどのようなクルマなのでしょうか。

エクスパンダークロスは、三菱がASEAN(アセアン:東南アジア諸国連合)地域で展開する「エクスパンダー」シリーズの1ラインナップで、3列シート・7人乗りのクロスオーバーミニバンという成り立ちです。
ベースのエクスパンダーは2017年にデビュー。全長4595mm×全幅1750-1790mm×全高1730-1750mmというサイズは、日本でも扱いやすい「ちょうどイイサイズ」ですが、いまのところ国内導入の計画は明らかになっていません。
なかでも、SUVテイストをさらに強調したエクスパンダークロスは、独自のスタイリングが特徴です。
ルーフレールや樹脂フェンダー、大径タイヤを装備し、最低地上高はガソリン車で最大225mmを確保するなど、都市部からアウトドアまで対応できる万能型モデルとして注目されます。
2024年には、ハイブリッドモデル「エクスパンダー/エクスパンダークロス“HEV”」が登場しました。
通常モデルは1.5リッターガソリンエンジン車なのに対し、HEVモデルは1.6リッターエンジンと85kWモーターを組み合わせた三菱独自の新開発ハイブリッドシステムを搭載。市街地では従来比34%の燃費向上を実現しています。
発進・低速域はEVモード、登坂や加速時には発電併用モード、高速走行時にはエンジン主体と、状況に応じた制御を行います。
さらに三菱独自の車両運動制御技術「AYC(アクティブヨーコントロール)」や7つのドライブモード、撥水シートやリアクーラー、USBポートの充実など、快適性と走破性を両立する装備群も揃えています。
今回出展されたのは、2025年3月に登場した「エクスパンダークロスHEV PLAY」。若いファミリー層をターゲットに、精悍なブラックアクセントが施された特別仕様車です。
MMThの取締役社長 兼 CEO 稲葉 亮一氏は、イベント開催に先駆け次のように話します。
「三菱自動車らしさは、すべてのクルマの根幹を成すものです。
このコンセプトに基づき、すべてのクルマは、冒険心、自信、そして安心感を育む、充実したモビリティ体験を提供することを目指して開発されています。
最先端技術、技術的信頼性、環境への配慮、高度な走行性能、そして最先端の安全技術を基盤とする当社のクルマは、お客様の信頼を獲得し続けています」
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タイにおけるエクスパンダークロスHEVの車両価格は、96万1000バーツ(約433万円)から。特別仕様車エクスパンダークロスHEV PLAYの価格は98万1000バーツ(約442万円)です。
FAST Auto Show Thailand 2025の三菱ブースではこのほか、新型「エクスフォース HEV」「エクスパンダー HEV」などの各ハイブリッドモデルや、SUV「パジェロスポーツ」、ピックアップトラック「トライトン」などの各ラインナップを一堂に出展しました。
Writer: くるまのニュース編集部
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