無事故・無違反なのに…「ゴールド免許」から格下げ!?「予想外の理由」に嘆きの声も 突然「ブルー免許」になる理由、元警察官が解説

え? 無事故無違反なのに…突然…「ゴールド免許」から「ブルー免許」に格下げ? なぜ?

うっかり失効とは「災害を受けた」「病気やケガで入院していた」などのやむを得ない理由がないにもかかわらず、免許更新をせずに免許証を失効させてしまうことをいいます。

 仮に免許更新でゴールド免許を取得する予定だった人がうっかり失効をすると、その後すぐに手続きをしてもゴールド免許の情報は引き継がれず、ブルー免許になってしまいます。

 ちなみに「免許更新ハガキが家に届いていない」、「仕事・家事が忙しかった」などの事情は免許更新に行けないやむを得ない理由には当たりません。

 これに関してSNS上では「仕事忙しすぎて2回もうっかり失効してる」「引っ越ししたら免許更新ハガキが来なくてうっかり失効した」などの体験談が複数寄せられています。

どのような場合が「うっかり失効」に該当?
どのような場合が「うっかり失効」に該当?

 加えて警察庁が公表している「運転免許統計 令和6年版」によると、2024年中、運転免許を失効して再度取得した「失効新規」の件数は20万1187件にも上っており、意外にも免許証を失効させてしまう人は少なくないといえるでしょう。

 うっかり失効をしないために、転居した人は免許更新ハガキが自宅に届くよう住所変更手続きを確実におこなうほか郵便転送サービスを利用する、免許証の有効期間を定期的に確認するといった対策を講じることが重要です。

※ ※ ※

 2025年3月24日からは、免許証とマイナンバーカードを一体化した「マイナ免許証」の運用が始まっています。

 マイナ免許証の券面には運転免許の有効期間が表示されませんが、マイナ免許証読み取りアプリやマイナポータルを使って確認できます。

 また警察では、マイナ免許証に関しても従来の免許証と同様に、免許更新のお知らせハガキを送付するとアナウンスしています。

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Writer: 元警察官はる

2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

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