ダイハツの斬新「“4人乗り”軽トラ」が超スゴい! オシャレグリーンに旧車風「“丸目”ライト」×シンプルデザイン採用! 4WD搭載で実用性バッチリの「バスケット」コンセプトとは

軽トラックは今でこそ一般ユーザーからも支持されるようになりましたが、ダイハツは2009年に親しみやすいスタイルを持つ軽トラックを提案していました。

軽トラックの浸透を見据えたかのような1台

 今でこそ、一般ユーザーから趣味の道具として親しまれるようになった軽トラック。ただし、ほんの数年前までは農業や配送業などのニーズがほとんどでした。

 まだ個人ユーザーにとって軽トラックの存在が一般的でなかった2009年、ダイハツは今を予想していたかのような、一般ユーザー向けのカジュアルな軽トラックを提案していました。

ポップでカワイイ「バスケット」に反響多数
ポップでカワイイ「バスケット」に反響多数

 それが、コンセプトカー「basket(バスケット)」です。2009年10月に開催の第41回「東京モーターショー2009」で初公開されました。

 当時、「オープン4シーターと広々デッキで、家庭菜園等のほのぼの生活を満喫できる『スローライフビークル』」として紹介されています。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1550mmで、ホイールベースは2490mm。

 エクステリアは自然なイメージのグリーンで、丸型ヘッドライトや直線のグリルというシンプルな装いです。ボディサイドはやはりシンプルな3本のビードを通しただけで、優しく親しみやすい印象です。

 ボディ自体は軽乗用車をベースとしていたようで、軽トラックのようなラダーフレームでもなく、またデザインもシンプル&クリーンであり、あくまでお洒落な軽自動車といった雰囲気です。

 ただし、ルーフはAピラーとBピラーを残してオープンとなっており、リアはトラックのような荷台を装備する、非常に斬新なモデルとなっています。

 テールゲートはトラックのアオリのような開閉動作もでき、デッキはトリム張りではなく外板そのままとすることで、多少汚れたものでも気にせずに使うことができ、軽トラックとしての機能に申し分はありません。

 いっぽう、インテリアは先述のようにルーフのない開放感が特徴ですが、これにパステルグリーンの外板色と麻の素材感をコンビネーションした仕立てで、ていねいな暮らしを連想させるような自然な風合いとなっていたのでした。

 なお、乗車定員は4名でリアシートが設けられていますが、シートを倒すとそのまま荷台と直通するため、4人乗車でも、また荷物を満載した軽トラックとしてもどちらも使える点は、アウトドアレジャーや田舎暮らしでも重宝しそうです。

 パワートレインなどの詳細は当時一切明かされておらず、どういったエンジンを搭載するかすら不明だったものの、駆動方式は4WDで、先述のようにフレーム構造ではなかったことから、当時の乗用コンパクトモデルをベースにしていたと見られ、現実味のあるものとなっていました。

 公開当時、バスケットは奇抜なデザインや機構を採用するコンセプトカーとしては妙にリアリティがあり、また同時出展の3台のコンセプトカーが市販化につながったことから、その登場が大いに期待されました。

 しかし残念ながら、公開から現在に至るまで直接的な市販モデルは登場していません。

 軽トラックの用途が商用から一般ユーザーの趣味へと拡大した現在、今登場すればアウトドアレジャーや地方への移住、田舎暮らしといった新たな生活スタイルを楽しむユーザーに支持されることでしょう。

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Writer: くるまのニュース編集部

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