トヨタの「“7人乗り”プリウス」がスゴい! 全長4.6m級の「ちょうどイイサイズ」にめちゃ広い3列シート空間! “リッター31km”の低燃費すぎミニバン「アルファ」復活あるのか!?
ハイブリッドカーのパイオニアであるトヨタ「プリウス」にはかつて、「もっと広い空間」を求める声に応えた「プリウスα」がラインナップされていました。2021年に生産終了となりましたが、復活の可能性は残されているのでしょうか。
“プラスアルファ”の価値で大ヒット作となった「プリウスα」
2011年5月、トヨタはハイブリッドカー「プリウス」に新ラインナップ「プリウスα」を追加しました。
【画像】超カッコいい! これがトヨタの「プリウス“ミニバン”」です! 画像で見る(30枚以上)
大ヒット作となった3代目プリウスの圧倒的な低燃費性能を受け継ぎ、カタログ燃費は31.0km/L(10・15モード燃費)をマーク。
さらに広大な室内空間という“プラスアルファ”の価値も加えた、新しいコンセプトのモデルでした。

この狙いは見事に成功しました。発売後わずか1か月で5万2000台もの受注を集め、2013年には年間販売台数が10万4000台に達するなど、爆発的な人気を獲得。ファミリー層を中心に、多くのユーザーから絶大な支持を得ました。
プリウスαを理解するうえで最も重要なのが、全長4615mm×全幅1775mm×全高1575mmと、都市部でも扱いやすいボディサイズのなかに、2列・5人乗りと3列・7人乗りの2仕様が存在したことです。
7人乗り仕様では、3列目シートのスペースを確保するため、トヨタの量産ハイブリッド車として初めて小型のリチウムイオンバッテリーを採用。
これをセンターコンソール内に配置するという巧みな設計が採用されていました。
この先進的な配置によって、7人乗り仕様の重量増は5人乗り仕様(ニッケル水素バッテリー)に対してわずか10kgに抑えられていました。
また、乗り心地を向上させる「ばね上制振制御」という画期的な技術も搭載されていました。これは、モーターのトルクを微細に制御して車体の揺れを抑えるもので、プリウスαが“走り”にもこだわっていたことを示しています。
オプション設定された世界最大級(当時)の樹脂製パノラマルーフも、ガラス製に比べて約40%軽量で、低重心化にも貢献していました。
2014年にはマイナーチェンジによってフロントマスクがシャープなデザインに刷新。
さらに2015年には「G’s」、2017年には「GR SPORT」といったスポーツコンバージョンモデルも追加され、モデルライフの中で魅力を高め続けました。
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