トヨタ「次期エスティマ!?」 斬新“タマゴ型”採用した「“3列6人乗り”ミニバン」がスゴイ! 全長4.8mで“最大1000km”走れる「ファインコンフォートライド」とは!
トヨタが過去に発表したコンセプトカーの中でも注目を集めた1台である「ファインコンフォートライド」を取り上げて紹介します。
トヨタ「次期エスティマ!?」な“3列ミニバン”がスゴイ!
2025年10月には、国際的な自動車イベントである「JAPAN MOBILITY SHOW 2025(ジャパンモビリティショー2025)」が東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催されます。
【画像】超カッコいい! これがトヨタ「次期エスティマ!?」です!(38枚)
このような自動車イベントではこれまでも、未来を予感させたり今後の市販化が想定されるコンセプトカーが発表され話題を集めました。
本記事では、そのようなモデルの中でも注目を集めた1台であるトヨタの「ファインコンフォートライド」を取り上げて紹介します。

ファインコンフォートライドは、2017年に開催の「第45回東京モーターショー」でトヨタが出展した3列ミニバンのコンセプトカーです。
同車はパワーユニットに燃料電池を搭載し、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能と、3分程度の水素充填で充分な走行距離を得られる利便性を実現。
くわえて高い静粛性とスムーズな走り、車内の装備を充実させながら、JC08モードで約1000kmという圧倒的な航続距離を誇ることも大きな特徴でした。
そんなファインコンフォートライドのボディサイズは、全長4830mm×全幅1950mm×全高1650mmで、ホイールベースは3450mm。
車内に3列シートを搭載し、乗車定員は6人に設定されています。
エクステリアは、車両前方から中央にかけて上下左右に広がりを持たせ、後部に向かって絞り込んだ「ダイヤモンド型キャビン」を採用。2列目シートの空間と空力性能を最大化しているのが個性的です。
また電動車ならではの自由なレイアウトを活かすとともに、車輪の内部に電気モーターを搭載した「インホイールモーター」を組み合わせ、タイヤを車体の4隅に配置。
さらにボディ下をカバーで覆うことで、プレミアムサルーンにふさわしい静粛性と走行安定性を実現させました。
インテリアは、「Wearing Comforts(快適な空間に包まれる)」をテーマとして掲げ、単に移動するための「乗り物」ではなく、乗員に移動以外の価値を提供する将来のモビリティを具現化。
具体的には、自由な姿勢に調整可能なシートを中心に、エージェント機能やタッチディスプレイを採用し、乗員が自由に情報へアクセスできる構造に仕上がっています。
またシートレイアウトも自由に調整でき、「個の空間」としても「個×個のコミュニケーション空間」としても使用できる車内空間が魅力でした。
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電動車ならではの自由なレイアウト、水素をエネルギー源とする大電力量を活かし、プレミアムサルーンの新しい形を提案した、ファインコンフォートライド。
トヨタの燃料電池自動車といえば「ミライ」が思い浮かびますが、ミライの乗車定員が5人であるのに対し、ファインコンフォートライドの乗車定員は6人と、より広々とした車内空間を実現しています。
当時は「このモデルは次期エスティマを示唆したもので、次期エスティマは燃料電池自動車になるのでは」と予想する声も多くありました。
しかし結果としてエスティマは2019年秋ごろまで生産が続けられた末、後継車種が登場することなく姿を消しており、ファインコンフォートライドも市販化を果たしてはいません。
くるまのニュースは、自動車関連と謳いながら諸星一家逮捕のニュースの記事は、書かないのですね。
まあ、いっか。