マニア感涙!? 最新作も公開の「ルパン三世」が“世界の歴史的名車”満載ってマジ!?「峰不二子」の愛車“V型12気筒×350ps”が登場する映画とは

原点回帰を目指した「LUPIN THE IIIRD」シリーズに登場する名車たち!

 テレビアニメ初期の頃の若きルパンたちを描く作品として始まったのが、スピンオフである「LUPIN THE IIIRD」シリーズです。2014年の第1弾『次元大介の墓標』以来、毎回メインキャラ1人ずつにスポットを当て、彼らを狙う凄腕の殺し屋との対決を通して、キャラクターの魅力を掘り下げる展開となっています。

メルセデス・ベンツ「SSK」
メルセデス・ベンツ「SSK」

 このシリーズでは従来の作品にも増して、クルマやアイテム類へのスタッフのコダワリが炸裂。まず「次元大介の墓標」でルパンたちの逃走の足として登場したのが、アルファロメオ「1750GTV」です。

 アルファロメオ1750GTVは、名車 アルファロメオ「ジュリアスプリント」のマイナーチェンジ版として1967年にデビューしたモデル。約1.8リッターの排気量から122psを発揮する直列4気筒DOHCエンジンが魅力的な、小型の2ドアスポーツクーペでした。

 また、この作品における印象的なキャラクターが、標的の墓を事前に用意する謎のスナイパー、ヤエル奥崎。彼が乗っていたのが、310psの4.7リッターV型8気筒エンジンを搭載した大型ミッドシップスーパーカー マセラティ「ボーラ」です。

 1971年に発表されたこのクルマは、マセラティ初のミッドシップ車。伸びやかで気品あるスタイリングや、フランスのシトロエン譲りの油圧式車両制御システムなどが独特な1台です。早打ち対決で次元を倒したヤエル奥崎は、ボーラでルパンと次元を執拗に追跡します。

「LUPIN THE IIIRD」シリーズは、2017年に第2弾『血煙の石川五エ門』が完成。居合抜きの達人、13代目石川五エ門にフォーカスした本作では、日本の公安警察の刑事として、銭形警部も活躍します。

 銭形警部といえば、『カリオストロの城』でも愛用していた埼玉県警仕様のダットサン「ブルーバード(410型)」のパトカーが印象深いですが、本作の彼が運転していたのは黒いプリンス「グロリアスーパー6」。

 グロリアは「プリンス自動車」の民間向け最高級セダンでした。なかでも、1962年にフルモデルチェンジした2代目グロリアに、国産初となる直列6気筒OHCユニットを搭載したモデルがスーパー6。105psのハイパワーと直6エンジンならではの滑らかさを売りにしていました。 なお同社は、1966年に日産自動車に吸収合併されて消滅しています。

 シリーズ第3弾は、敵か味方かわからない謎の女、峰不二子が主役の『峰不二子の嘘』(2019年)。大企業の莫大な横領金の隠し場所を知る少年、ジーンとの逃避行で活躍するのが、彼女の愛車 ランボルギーニ「ハラマ」です。

 ランボルギーニでは最後のフロントエンジンモデルとなったハラマは、1970年に登場。V型12気筒で350psのパワフルな心臓を持つ一方、2+2サイズの後部座席を持つ実用的なスポーツカーでした。実際、劇中では不二子とジーンに加え、後席にルパンと次元が乗って行動するシーンも描かれています。

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 今回は、ルパン三世シリーズに登場する代表的なクルマたちを紹介しました。あくまで作品に花を添える脇役的な存在である劇中車ですが、どのクルマもキャラクターに負けず劣らず、強い魅力を放っています。

 劇中車は、キャラクターの性格や人間性を理解する手がかりのひとつでもあります。これを機会に、クルマに注目して作品を鑑賞してみるのも楽しいかもしれません。

【画像】超カッコいい!? これが「ルパン三世」シリーズに登場した「超名車」です(20枚)

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