1リッターで“30km”以上走れる! トヨタ新「“5人乗り”セダン」がスゴイ! 新車約220万円から買える「全長4.4m級」モデル! 大口顔もイイ「カローラ」何が変わった?
トヨタの主力セダン「カローラ」が一部改良でハイブリッド専用車へと進化しました。従来オプションだった安全支援や快適機能を標準化し実用性を高めましたがどのように変更したのでしょうか。
新世代プラットフォームで進化を続ける定番セダン
2025年5月9日、トヨタは「カローラ」を一部改良し、同年5月19日より発売することを発表しました。
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今回の改良ではどのような変更があったのでしょうか。

カローラは1966年に初代が誕生して以来半世紀以上愛されてきた大衆セダンです。現行型は2018年に登場した12代目でファミリーの中心として国内外で根強い人気を維持します。
世界累計販売台数は4750万台を超え世界中で親しまれています。歴代モデルは時代のニーズに合わせてハッチバックやステーションワゴンSUVまで多彩に展開し登録台数ランキングではシリーズ全体で常に上位を占めます。
中でもカローラ(セダン)は扱いやすいサイズと信頼性で幅広いユーザーに支持されてきました。
現行のカローラはTNGAプラットフォームを採用することで低重心と高剛性を両立し、取り回しの良さを重視した日本専用ボディを持ちます。
ボディサイズは全長4495mm×全幅1745mm×全高1435mmで、ホイールベース2640mmです。ダイナミックな台形ロアグリルやLEDヘッドランプが生む精悍なフロントマスクが特徴です。
室内は薄型ワイドなインストルメントパネルと細形化したAピラーにより開放感と良好な視界を確保しました。
パワートレインは1.8Lハイブリッドシステムと直列4気筒ガソリンエンジン系を設定し電気式4WDであるE-Fourも選択可能でしたが、今回の改良でハイブリッドに一本化され電動化時代への対応を強化しました。燃費性能はベースグレードで30.2km/Lを実現。
Toyota Safety Senseをはじめ自転車と夜間歩行者検知機能やインテリジェントクリアランスソナーなど先進安全装備も全車標準です。
走行面ではマクファーソンストラット式フロントとダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションを最適化し路面をつかむような安定感とフラットな乗り心地を実現しました。
ブレーキ制御で内輪に制動力を与えるACAがコーナリングをサポートし運転操作に忠実なライントレース性を生み出します。ドライバーが感じる目線の動きや車体の姿勢変化を解析してセッティングしたことで長距離でも疲れにくい操縦性を獲得しています。
グレード構成は上質志向のW×BとスタンダードなGを中心に展開し、W×Bではスポーティシートやトランクスルー機構を備え、使い勝手を高めています。
ボディカラーはスパークリングブラックパールクリスタルシャインなど計3色を用意。GとG-Xはセレスタイトグレーメタリックを含む全7色から選択できます。
コネクティッドサービスも充実しており、国内トヨタ初のディスプレイオーディオを全車に搭載しました。SmartDeviceLinkでTCスマホナビや音楽アプリを利用できるほかApple CarPlayとAndroid Autoにも対応しスマートフォンとシームレスにつながります。
そして今回の一部改良では装備の大幅な標準化が図られました。
W×Bではドライブレコーダー前方+バックガイドモニターに簡易録画機能を組み合わせたシステムをはじめデジタルキーと大画面ディスプレイオーディオplusを標準搭載しました。
Gでは205/55R16タイヤと16×7JアルミホイールそしてLEDフロントフォグランプを標準化し外観と走行安定性を向上させています。
さらに両グレード共通でブラインドスポットモニターと安心降車アシストに加え後方接近車両対応のパーキングサポートブレーキを採用し安全性を一段と高めました。
メーカーオプションのアクセサリーコンセントを選ぶと給電アタッチメントが無償で装備され災害時やアウトドアでの電力利用も容易です。
そして、これまではガソリン車とハイブリッド車(HEV)の両方が用意されていましたが、カーボンニュートラルの実現を見据え、ラインアップはハイブリッド専用へと移行しました。
なお、今回の一部改良はカローラ セダンにとどまらず、「カローラツーリング」「カローラスポーツ」にも同様に適用されています。シリーズ全体で環境性能と安全性能の底上げが図られました。
価格(消費税込)は2WDおよび4WD(E-Four)の設定により異なり、227万9200円から特別仕様車の336万6000円までとなっています。
この顔のどこがイイのか