今も愛され続ける50cc「モンキー」、オーナーが趣味バイクの魅力を語る

ガソリンを入れたのを忘れてしまう燃費の良さ

 最終型のスペックを紹介しましょう。エンジンは空冷4ストローク OHC 単気筒、排気量は49ccですから、法規的には原動機付きバイクとなります。最高出力は3.4ps、最大トルクは0.35kg-mですから非力に違いありません。ですが、車両重量は68kgです。とても軽い車体です。人によっては乗っている人の体重の方が重いこともあるのです。

エンジンの始動はキック式

 セルモーターは装備されていないため、始動方式はキック式で、エンジンに直結したレバーを足で蹴って始動します。ですから、バッテリーが上がっていても、いつでも走らせられます。

 エンジンの動力をチェーンで後輪に伝達する、いわゆるチェーン駆動で、ギアは、自動遠心の4段変速です。左足の変速レバーを踏み込めば1速に入り、つま先で引き上げるたびにギアが上がるタイプです。クラッチレバーはありません。

 燃費はなんと100km/l(30km/h定地走行テスト値)です。4.3リッターのタンクを一度満タンにすれば400km/h以上無給油で走れるなんてワクワクします。

 もともとロングツーリングをするためのバイクではありませんし(それでも全国各地のモンキーファンはロングツーリングを楽しんでいます)、高速で安定して走るために開発されたわけではありませんから、安定性はそれほど優れてはいません。

近隣移動にも適しているモンキー

 ブレーキングも急激に効くわけでもないため、目の覚めるようなコーナリングを披露できるわけでもありません。近隣の移動に適したバイクです。数キロ圏内の近所をウロウロするのが本来の目的です。

 モンキーは、カスタムの素材としても人気を誇っています。市販された状態を維持しながら大切に走らせているユーザーも少なくはありませんが、モンキーファンの多くが、オリジナルのセンスでの改造を楽しんでいるようです。

 そのためにモンキーを改造するパーツが市販されています。ガソリンタンクやシートやハンドルといったドレスアップパーツもたくさん販売されていますし、サスペンションやエンジンに手を加えるようなチューニングパーツも、夥しい(おびただしい)種類が準備されています。

 もっと過激に、パイプフレームを延長したり、車高を高くしたり、まったく別物に変えてしまうような趣味の人も少なくありません。モンキーを楽しむスタイルは様々なようです。それほどバイクライフを楽しむのに適しているといえるのかもしれません。

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