ホンダ新「シビックSUV!?」発表! 全長4.5m級の「“スポーティ”SUV」! 精悍ホイール&“めちゃでか”画面を新装備した「新HR-V」米で発売
2025年5月21日、ホンダの米国法人はSUVモデル「HR-V」の2026年モデルを発売しました。
エントリーユーザー人気No.1のSUVがさらにアップデート
ホンダの米国法人は2025年5月21日(現地時間)、一部の仕様を変更した「HR-V」(日本名:「ZR-V」)の2026年モデルを発売しました。

HR-Vは、第32回「東京モーターショー1997」で公開されたコンセプトカー「J-WJ」をベースに、翌1998年に誕生したクロスオーバーSUVです。
2006年に生産終了後しばらくその名は絶えていましたが、2014年にコンパクトSUV「ヴェゼル」(初代)の米国向けモデルとして車名を復活させました。同モデルはその後欧州や中国などグローバルに展開を広げています。
その後ヴェゼルがモデルチェンジしたタイミングで、国によっては2代目ヴェゼルが3代目HR-Vを名乗りましたが、それとは別の流れで、2022年に登場したのが3代目となる現行型HR-Vです。
スポーツハッチバック「シビック」の11代目モデルとパワートレインやプラットフォームなどを共有し、スポーティな走りを実現しつつも、存在感あるスタイリッシュなエクステリアデザインとSUVらしい実用性を兼ね備えたモデルとして開発。まさにシビックSUと呼べる1台です。
ボディサイズは、約4567mm×全幅約1839mm×全高約1610mm-約1620mm、ホイールベース約2654mm。
従来型が全長4.3m級のコンパクトSUVであったことから、ひと回り以上サイズアップを図ったことがわかります。
パワートレインは、最高出力158hp・最大トルク138 lb-ftを発揮する2リッター直列4気筒ガソリンエンジンで、CVT(自動無段変速機)と組み合わせます。
FF(前輪駆動)に加え、AWD(四輪駆動)も選択できます。
今回発表された2026年モデルでは、HR-Vに用意された3つのグレードすべてに、17インチから18インチのシャープな新デザインのアルミホイールが与えられました。
またベースグレード「LX」にはプライバシーリアガラスが、中間グレード「SPORT」にはグロスブラックのテールゲートバッジが新たに追加されています。
内装では、LXとSPORTのセンターディスプレイに、2インチ拡大された「9インチカラータッチスクリーン」や高速プロセッサー、ワイヤレスApple CarPlayおよびAndroid Auto対応、ワイヤレススマートフォン充電器が標準装備されました。
さらに最上級グレード「EX-L」では、シルバーのステアリングホイールスポーク、エアコン制御ノブの照明 (赤、青、白)、新しいフロントフットウェル照明が採用されています。
新HR-V 2026年モデルの米国における販売価格は、2万6200ドル(約375万円)から3万1550ドル(約452万円)です。
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米国の調査データによると、HR-Vはアメリカ国内において、初めてクルマを購入するエントリーユーザーやZ世代に人気No.1のSUVだといいます。また同データでは、ヒスパニック系の購買層においてもNo.1のサブコンパクトSUVだとしています。
ホンダ ナショナル オート セールスのアシスタントバイスプレジデント、ジェシカ・ローダーミルク氏は次のように話します。
「ホンダHR-Vは、当社のSUVのゲートウェイとして、新しい世代のお客様を引き続き当社ブランドに取り込んでいます。
さらにスポーティなスタイリングと、より充実した標準装備を備えた、受賞歴のある第2世代HR-Vは、若い世代や多文化なお客様からの高い評価をさらに獲得していくでしょう」
日本のZR-Vの前面グリル部分を縦から横にしたような形に見えます。でも、アメリカのHR-Vの方が格好が良い。日本のZR-Vって前面グリルの部分が「出っ歯・スキっ歯」にみえて格好が悪いが、アメリカのHR-Vのスタイルは、横ですっきりしている。同じような車なのに、その部分が印象が変わる。