中国人の「住所がホテルの免許証」今後禁止に? 河野氏の発言に波紋… 実際はどうなのか 緩すぎた「“外国人優遇”の免許制度」 今後抜本改革が必要

発言の真意は?

 ちなみに、筆者が取材を進めるなかで、今回の一連の河野氏の発言は「完全な虚偽ではないが、やや飛ばし気味」であることがわかりました。

 今のところ、警察庁が正式に発表したことではなく、警察庁が外免切替の制度見直しについて何らかの検討をしているのは確かなようですが、河野氏の拡大解釈、政治家としての希望的解釈である可能性が高いと言えそうです。

あまり聞き慣れない「外国免許切替」
あまり聞き慣れない「外国免許切替」

 また、「ホテルの住所」のほかに筆者が問題だと思うのは、クルド人など難民申請中の人は、仮放免中であっても外免切替で日本の免許が取得できることです。

 他にも自国の免許を偽造して、日本で外免切替を行っているケースがあるという情報も入ってきています。

 来日外国人、訪日外国人の数が激増している昨今、筆者は外免切替制度に関して抜本的な改革が必要だと考えます。

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Writer: 加藤久美子

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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