日産の新型「“高級”SUV」いつ発売!? 全長5.3m超えの「スゴいサイズ」! 打倒「ランクル」に燃える新型「パトロール」日本導入に期待大!
日産の「パトロール」は、かつて国内でも「サファリ」の名で売られていた本格四輪駆動車です。2024年に発表された最新モデルが、久しぶりに国内導入される可能性が高まってきました。どのようなクルマなのでしょうか。
「ランクル」唯一のライバル!? 最新「パトロール」が国内導入か
日産は2024年9月、中東地域で「パトロール」(7代目)を発表しました。かつて国内でも「サファリ」の名で売られていた本格四輪駆動車です。
そんな最新版のパトロールですが、久しぶりに国内での販売を検討している模様です。

パトロールは、1951年に警察予備隊(現・自衛隊)向けに提案された小型四輪駆動車に端を発し、同様のスタートを切ったトヨタの「ランドクルーザー(ランクル)」とともに、非常に長い歴史を有するブランドです。
1980年の3代目登場時には、国内向けを「サファリ」と名称変更し、クロカン四駆ブームの時代も追い風となって販売台数を伸ばしています。
国内では5代目(サファリとしては3代目)が2007年に販売終了しましたが、その後も中東などで販売が続けられています。
そして7代目となる新型パトロールは、デザイン、パワートレイン、テクノロジーの全てにおいて大きな進化を遂げました。
「unbreakable(壊れない頑丈さ)」をテーマにしたエクステリアは、力強さと先進性を融合。大型Vモーショングリルや印象的なCシェイプのヘッドライト、22インチの大径アルミホイールなどが、その存在感を際立たせています。
ボディサイズは全長5350mm×全幅2030mm×全高1945mmとさらに大柄になり、ライバルのトヨタ「ランドクルーザー 300(ランクル)」をも上回る、まさにフルサイズSUVの風格を備えます。
パワートレインは、従来のV8に代わり新開発の3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力425馬力、最大トルク700N・mと、ダウンサイジングしながらも大幅なパワーアップと燃費向上を達成しました。トランスミッションには9速ATが組み合わされます。
走行性能も大きく進化。新たに「アダプティブ エアサスペンションシステム」を採用し、走行状況に応じた車高調整が可能になりました。
6つのドライブモード「標準」「砂地」「岩場」「轍」「エコ」「スポーツ」を備え、日産初採用となる「4WDトランスファーモードインターロックシステム」により、スムーズなモード切り替えを実現。オンロードからオフロードまで卓越した走りを提供します。
インテリアはプレミアムな素材と最先端技術が融合。インパネ中央には14.3インチの大型ディスプレイが2つ配置され、Googleを組み込んだ最新のインフォテインメントシステム「日産コネクト2.0」を搭載。車両直下の視界を確保する「インビジブルフードビュー」などの運転支援表示も可能です。
乗員の体温を検知して空調を自動調整する「バイオメトリック クーリング」や、12スピーカーの「クリプシュプレミアムオーディオシステム」、64色アンビエントライトなどが快適な空間を演出します。
運転支援技術としては、「プロパイロットテクノロジー」が新たに採用され、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシスト機能を提供します。
このように大幅な進化を遂げた新型パトロール。ランドクルーザーの強力なライバルとして、海外市場での成功は確実視されています。そうなると、やはり日本市場への導入が期待されます。
かつての「サファリ」ファンをはじめ、多くのユーザーが導入を望んでいます。
この点について、日産の国内関係者からは「日本市場への導入を前向きに検討している」という発言も伝えられています。
もし実現すれば、2007年のサファリ国内販売終了以来、十数年ぶりとなる日産の本格大型SUV復活となり大きな話題となるでしょう。
しかし日本導入には課題もあります。全長5.3m超、全幅2m超というフルサイズボディは、日本の道路環境や駐車場事情において扱いにくさが懸念されます。
また車両重量に対応できる整備リフトの問題など、販売店の受け入れ体制も課題として指摘されています。
ともあれ最新版パトロールは非常に魅力的なモデルであり、日本のSUV市場に新たな選択肢をもたらす可能性を秘めています。
導入にはハードルがあるものの、「検討中」という言葉に期待は高まります。
果たして「令和のサファリ」が日本の地を走る日が来るのか、今後の日産の正式発表が待たれます。
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