約195万円! スズキ新「“最上級”SUV」発表! 全長4.3m級の“ちょうどいい”サイズ採用&MT設定アリ! “ジムニー級“地上高も嬉しい「グランドビターラ」印国に登場

スズキのインド法人であるマルチスズキは2025年4月8日、フラッグシップSUV「グランドビターラ」の新たな改良モデルを発表しました。

スズキのフラッグシップSUV!

 スズキのインド法人であるマルチスズキは2025年4月8日、フラッグシップSUV「グランドビターラ」の新たな改良モデルを発表しました。

スズキの最上級SUV!
スズキの最上級SUV!

 グランドビターラは、かつて日本で販売されていた「エスクード」の海外仕様という位置づけでしたが、2022年に3代目として登場した現行モデルは、トヨタとの共同プロジェクトのもと、スズキが開発し、インドにあるトヨタの工場で生産される新興国向けのミドルSUVです。

 ボディサイズは全長4345mm×全幅1795mm×全高1645mmで、ホイールベース2600mm。最低地上高210mmと、同車の本格コンパクトSUV「ジムニー」と同様のち条項を確保しています。

 パワートレインは1.5リッター直列4気筒エンジンに高出力モーターを組み合わせたハイブリッド、またはISG(モーター機能付き発電機)を組み合わせたマイルドハイブリッドの2種類を設定します。

 ギアボックスはハイブリッド車がe-CVT、マイルドハイブリッド車が5速MTまたは6速AT。駆動方式はFWDが基本で、マイルドハイブリッド車のみ4WDを設定します。

 今回の改良では、6つのエアバッグを全グレードに標準化することでパッシブセーフティを向上。また、6速AT車についてはパーキングブレーキを電動化し、利便性の向上を図りました。

 ハイブリッド車には新たなグレードとして「デルタプラス」を設定しました。デルタプラスは、既存の「ゼータプラス」をベースに装備を簡略化したエントリーグレードです。

 ヘッドライトのオート機能、ワイパーの間欠機能、サングラスホルダー、リアドアサンシェードなどを省くともに、センターディスプレイのサイズを9インチから7インチに、ホイールをアルミからスチール&キャップに変更。価格はゼータプラスより16万1000ルピー(約30万円)安い169万9000ルピー(約290万円)となります。

 上級グレードの17インチホイールを新デザインにしたのも改良モデルの特徴です。そのほか、同社に寄せられたニーズを踏まえて、パノラミックサンルーフ、8ウェイパワーシート、PM2.5ディスプレイ付き自動浄化機能などをグレードに応じて新設定しました。

 今回の改良によってバリエーションは18種類となり、価格は114万2000ルピー(約195万円)からとなります。

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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