「首都高を電動キックボードが走ってる…」 違反多発&酒気帯びも増加! 事故時の免許ナシは3割も!? 運営会社の対策は万全か

Luupの安全対策は万全なの? 他社はどうしてる?

 一見、効果的な安全対策のように思えますが、実際はどうでしょうか。Luupの安全対策は万全なのでしょうか。

 今回3つ新しいルールの実行で、安全性が高まることを期待したいですが、実際には不正走行の阻止にそれほど期待はできそうにありません。

 他の電動キックボードシェア事業者の中には、「ジオフェンス機能」(禁止エリアに入ると自動的に電動キックボードの走行を停止させる)で強制的に立入りを禁止する機能を実装している会社もありますが、Luupはあくまでアプリ上やメールで警告するだけです。

 走行中にアプリで警告されても気づかない人もいるでしょうし、そもそも走行中にアプリ画面を確認することは危険なのではないかと思います。

 もともと電動キックボードの規制緩和は、「交通が不便な場所でのラストワンマイル対策として高齢者」に向けた乗り物として進められてきた経緯があります。

 しかし実際、Luupをはじめとしたシェア電動キックボードのポートは都市圏に集中しており、山間部や過疎地域など本当に居住者にとってのラストワンマイル対策が必要なエリアにLuupのステーションはほぼ皆無です。

 利用者の多くは自転車での移動でも何の問題もない20~30代の若年層です。

Luupのステーションに関して、SNSなどでは消火栓の上などに置かれたことが指摘されている(画像はイメージ/フォトAC)
Luupのステーションに関して、SNSなどでは消火栓の上などに置かれたことが指摘されている(画像はイメージ/フォトAC)

 クルマのドライバーができる対策は、歩道を車道モード(緑色ランプが点灯状態)で走っていたり信号無視や二人乗りをしたりしている特定型原付を見つけたら、できるだけ離れるなどして自衛するしかありません。

 また、最近はナンバーのない電動キックボードを歩道でも車道でも乗り回す外国人も増えています。

 Luupにも外国人利用が増えていますがこちらはナンバープレート等から身元を調べることができるのでマシではあります。

 しかし、ナンバー無し(自賠責保険無し)の電動キックボードで、さらに免許も持っていないとなると事故が起こった時にも大きなトラブルになりかねません。

 このような車両を見たらとにかく離れて距離を取り、110番通報することをお勧めします。

【画像】「えっ…」 これが「電動キックボード不法侵入」の危険映像です(30枚以上)

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