「フォルクスワーゲン」vs「ルノー」最新モデルはどう違う!? 独・仏を代表する売れ筋「ティグアン」「カングー」を比較!【試乗記】
2024年11月にデビューしたばかりの新型「ティグアン TDI 4MOTION R-Line」
インテリアはセンターに大きな15インチのタッチスクリーンが置かれ、ハンドルの目の前にもデジタルメータークラスター「Digital Cockpit Pro」があって、一気に未来的な空間に。
収納スペースは、センターコンソールにワイヤレスチャージングを兼ねたトレイとカップホルダーがあり、グローブボックスとドアポケット、コンソールボックスにも小物が入り、収納力はしっかりあります。

シートはサポート形状で安定感がありながらも、スペースはゆったりとしているのでファミリーでのリラックスしたドライブにも向いていると感じました。
しかもR-LineとEleganceには、3ポイント・空気圧式リラクゼーション機能が標準装備。
オプションのレザーシートになると、8種類のパターンが選べる10ポイント・空気圧式リラクゼーション機能が搭載され、シートヒーターだけでなくベンチレーション機能も作動するので、長時間のドライブでも疲労軽減に貢献するはずです。
後席は頭上スペースがたっぷりあり、左右のゆとりもあってファミリーユース向き。
さらにラゲッジルームは、5人乗車時でも652リットルという大容量を実現しており、後席を倒せばほぼフラットで広大な空間が出現します。
このクラスのSUVとしてトップレベルの広さなので、アウトドアレジャーにも頼もしい存在でしょう。
2リッター「TDI」ディーゼルターボエンジンは、最高出力193ps/最大トルク400Nmと十分なスペックを持っています。
4WDシステム「4MOTION」とのマッチングもよく、走り出すと軽快な中にも剛性感がしっかりと感じられ、操りやすくてなかなかにエモーショナル。
ドライブモード選択でスポーツを選ぶと、響いてくるエンジン音が少し大きめになり、レスポンスもアップしてさらにキビキビとした走りを楽しむことができました。
このTDI 4MOTION R-Lineには、フォルクスワーゲン初採用となった2バルブ独立制御式のアダプティブシャシーコントロール「DCC pro」が標準装備されています。
よりきめ細かな減衰力コントロールが可能となっており、おかげで乗り心地のフラット感も高いと感じました。
荒地や雪道などでの快適性も高まっているはずなので、海へ山へとアクティブに活動するファミリーにもおすすめのSUVです。
新型ティグアン TDI 4MOTION R-Lineの車両価格(消費税込み、以下同)は、653万2000円。試乗車のレザーパッケージは24万2000円高の677万4000円です。
ルノ-は日野自動車と技術提携でルノ-4CVをノックダウンで日本で販売。時を同じくしてVWビーロルは100台日本に輸入された。その年は1953年