「カーナビって必要? スマホナビで充分?」実際どちらが「正解」なのか 思わぬ「デメリット」も存在!? 調査では“驚きの実態”も
思わぬデメリットも 利用率の実態は
ただし、スマホによるナビにも、デメリットが存在します。その最たるものは「ながら運転」になってしまうリスクが高いことです。

ながら運転による交通事故死亡者は年々増加傾向にあり、法改正で厳しく罰されるようになりました。例えば、携帯電話を保持しながらの運転は、画面を注視している場合だけでなく通話であっても、違反点数が3点、普通車の場合で18000円の反則金が科されてしまいます。
悪質な場合で刑事告訴された場合、刑事罰は「6ヵ月以下の懲役」または「10万円以下の罰金」となります。
さらに、ながらスマホによって事故を起こしたり交通の危険を生じさせるとより厳罰になり、違反点数は6点で一発免停。刑事罰も「1年以下の懲役」または「30万円以下の罰金」という厳罰が設定されています。
ながら運転になりやすいこと以外にも、カーナビより精度が劣ることがあり道を間違えやすいこと、画面が小さく視認性が悪いこと、トンネルや山道など電波が届かない場所では使えないことがあるなどのデメリットもあります。
※ ※ ※
互いに長所・短所があるカーナビとスマホナビ。では実際、どちらを使っている人が多いのでしょうか。
マイボイスコム株式会社が2023年に調査した結果によると、カーナビ機器を「設置している」としたドライバーの割合は全体の「8割強」となっています。
では、スマホナビを利用している方は2割程度しかいないのかと思いきや、「カーナビもスマホも使用している」というドライバーが6割以上もいるという結果になっています。
近年のカーナビは、Bluetoothによってスマホとケーブルレスで接続できるようになっています。スマホで聞いているお気に入りの音楽を車内で流せたり、ハンズフリーで通話をしながら運転できたり、なかにはメッセージ機能が使えるものもあり、カーナビシステムを活用したドライブの楽しみ方が増えてきています。
さらに近年、スマホとの連携を前提とした「ディスプレイオーディオ」という第3の選択肢も急速に普及してきました。
カーナビ同様の大型ディスプレイを持ち、音楽アプリのほか地図アプリの画面表示もできる優れものです。カーナビに比べると価格も抑えられているのも魅力で、新車に標準装備されることも増えています。
結局は、カーナビとスマホどちらがいいというよりも、それぞれのメリットを生かして使い分けることが、現在の主流となっているようです。長距離運転や見知らぬ土地ではカーナビを、普段はスマホにする、ナビはカーナビに任せて音楽はスマホにするなど、ドライブに「楽しさ」を追求するのであれば両方が必要ということでしょう。
TSUMUJI Writing Studio(FUKU)
言っても、携帯ナビではトンネル内は受信できません。
首都高速の山の手トンネルはハラハラです。
なので、高いですけど、車載だとトンネル内も補足してくれるので有る程度安心です。