152万円! ホンダ「最小・最安級コンパクトカー」に注目! 「RS」仕様&“5速MT”モデルあり! ホンダ車全体で“50%以上”のシェアを占める大人気の「ブリオ」インドネシア仕様とは?
ホンダのインドネシア法人は2025年2月13日、コンパクトハッチバック「ブリオ」の販売が依然好調であることを発表しました。なんとインドネシアでのホンダ車全体の50%以上を占める人気モデルとなっています。この「国民車」とも呼ばれるブリオとは、どのようなクルマなのでしょうか。
フィットより小さくて安い!ホンダ「ブリオ」とは?
2025年2月13日、ホンダのインドネシア法人は、コンパクトハッチバック「ブリオ」の販売が好調であることを発表しました。
2024年の年間販売台数は5万3913台に達し、ホンダ車全体の52.3%を占める大ヒットモデルです。
2025年1月にも4409台を販売し、全体の50.3%を占めています。

ブリオは2011年に初登場した新興国向けコンパクトハッチバックで、インドネシアをはじめ、タイやインドなど複数の国で販売されています。
特にインドネシア市場では手頃な価格と使い勝手の良さが評価され、2020年と2022年には現地販売台数でトップに輝きました。
発売以来の累計販売台数は50万台を突破し、まさに「国民車」の地位を確立しています。
現行モデルは2018年に登場した2代目で、2023年5月にマイナーチェンジを受けています。
ボディサイズは全長3795mm-3810mm×全幅1680mm×全高1485mm、ホイールベースは2405mmと、日本で販売されている「フィット」よりもひと回り小さいサイズ感です。
このコンパクトなボディにより、都市部での運転のしやすさや狭い道での取り回しの良さが特徴となっています。
外観デザインは、3代目フィットの要素を取り入れつつも独自性を持たせています。
マイナーチェンジによりLEDヘッドライトやフォグランプが採用され、フロントグリルやサイドミラーなどもスポーティな印象に一新されました。
インテリアは、シンプルながらもスポーティな雰囲気を醸し出すデザインが特徴です。
マイナーチェンジではシートデザインが一新され、メータークラスターやダッシュボードもより現代的なデザインに変更されました。
また、ワンプッシュイグニッションやアンビエントライトなどの新装備も追加され、車内の快適性と利便性が向上しています。
パワートレインには、1.2リッター直列4気筒「i-VTEC」ガソリンエンジンを搭載し、最高出力90馬力、最大トルク119Nmを発揮。
トランスミッションには5速MTまたはCVTが用意されており、ドライバーの好みに応じて選択できます。
グレード構成は標準モデルの「サティアS」「サティアE」、そして専用のバンパーやホイールを採用したスポーティグレード「RS」の3種類が設定されています。
サティアS/Eは14インチツートンアルミホイールを装備し、内装にはグレーと黒の組み合わせを採用。
一方、RSモデルは15インチダーククロームスポーティアロイホイールを標準装備し、内装には黒と赤を組み合わせたスポーティなシートデザインを採用しています。
価格は、エントリーモデルのサティアSは1億7040万ルピア(約152万円)から、中間グレードのサティアEは1億8550万ルピア(約165万円)から、トップグレードのRSは2億4820万ルピア(約221万円)からです。(インドネシアルピア=0.0089円として算出)
なお、インドネシアでのブランド別シェアはトヨタがトップで、次いでダイハツ、ホンダです。
ホンダのマーケティングディレクターは「インドネシアの自動車販売は2025年に入って減少傾向にあります。そうしたなかでも、ホンダは販促強化によってブリオとコンパクトSUV『HR-V(日本名ヴェゼル)』に支えられ、市場シェアを維持することができました。この勢いを維持するために今後も魅力的な販売プログラムを提示していきます」とコメントしています。
日本での発売に関する公式発表はないものの、リーズナブルな価格設定に加え、5速MTやRSグレードなどスポーティな選択肢もあるブリオは、日本でも需要があるかもしれません。
インドネシアって通貨単位「円」なんですかね?