日産「新型マーチ」登場へ!? 全長4m以下の「コンパクトカー」復活か! 丸目な“旧車デザイン”がカッコイイ「マイクラEV」欧州登場予告も日本導入は?

2025年3月26日、日産とインフィニティの両ブランドの新商品と新技術の投入計画が発表されました。その中には、新型「マイクラEV」が存在することが明らかになりました。どのようなモデルなのでしょうか。

新型マーチ!? 日本は?

 2025年3月26日、日産とインフィニティの両ブランドの新商品と新技術の投入計画の発表が行われました。

 その中で、欧州市場に現地生産の電動車4車種を投入することが明らかとなり、その中に新型「マイクラEV」が存在することが発表されました。

え… マーチ復活!?
え… マーチ復活!?

 マイクラとは日本では「マーチ」の名前で愛されていたコンパクトカーの欧州市場での車名であり、日本では4世代が存在。

 どのモデルも国産車としては異例の10年近いモデルライフを誇るものとなっており、時代の流行り廃りに左右されない普遍的な部分が魅力のベーシックカーとして、多くのユーザーに愛された車種となっていました。

 日本では2010年に登場した4代目モデルが2022年まで販売されたのちに終売となり、それ以降その名前が途切れてしまっていますが、欧州市場では2017年に5代目モデルが登場しており、2023年まで販売が続けられていたのです。

 そんなマイクラですが、今回明らかとなった新型は2023年に発表されたコンセプトモデルの「20-23」のデザインを色濃く残すものとなっており、丸形に縁どられたヘッドライトが印象的な1台となっています。

 そして車名が“マイクラEV”となっていることからも分かるように、新型のマイクラは完全な電気自動車となっており、クロスオーバーSUVスタイルとなることが発表された3代目リーフよりも下のポジションを担うコンパクトEVとなるようです。

 この新型マイクラEVはルノーとの協業で生産されると発表されているため、すでに発表されている「ルノー5(サンク)E-TECHエレクトリック」と兄弟車関係になる可能性が高そうです。

 ルノー5E-TECHエレクトリックは、全長3992mm×全幅1774mm×全高1498mmというボディサイズとなっており、5ナンバーサイズに収まっていた日本のマーチからするとかなり大きな印象がありますが、欧州市場で販売されていた5代目マイクラは全長3999mm×全幅1743mm×全高1455mmであったため、現地のユーザーからしてみるとそこまで大きくなったという印象を抱かれることはないでしょう。

 ここで気になるのが日本への導入がなされるかどうか、という点ですが、現状ではマイクラEVは欧州で生産されるという点と、日本にはコンパクトなEVとして軽自動車のサクラが存在している点があり、価格の面とキャラクターがバッティングすることを考えると現実的ではないようにも思えますが、果たしてどうなるでしょうか。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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