トヨタのタイ法人は2025年3月24日、タイ・バンコクで開催の「第46回バンコク国際モーターショー2025」にブースを展開しました。
　
　様々なモデルが展示されるなか、日本で販売されていない小型セダン「YARIS ATIV（ヤリスエイティブ）」も披露されています。
　
　一体どのようなクルマなのでしょうか。

【画像】超カッコいい！ これがトヨタの「斬新クーペセダン」です！（57枚）

　ヤリスエイティブには、日本でも人気のコンパクトカーの「ヤリス」の名が採用されていますが、こちらは先述のように独立したトランクを備えた4ドアセダン。

　タイをはじめとする東南アジア諸国で展開される海外専用モデルで、国によって「ヴィオス（セダン）」や「ヤリスLセダン」といった車名で販売されます。

　そんなヤリスエイティブのボディサイズは全長4425mm×全幅1740mm×全高1480mm。

　これは日本で展開しているセダン「カローラ」（全長4495mm×全幅1745mm×全高1435mm）よりも小さい車体となりますが、新しく開発されたプラットフォームを採用したことで、ゆったり座れる後席と実用的なトランクを実現しました。

　エクステリアは、4ドアのセダンでありながらクーペのように流麗なルーフを持つ、「ファストバックスタイル」を採用。

　大開口のロアグリルにシーケンシャルウインカーとLEDヘッドランプを備えたフロントデザインにより、サイズ以上の存在感を誇ります。

　インテリアは高級感のある仕立が特徴で、インパネ中央には大きな9インチタッチスクリーンディスプレイを搭載。

　赤基調の合成皮革シートや赤いステッチが採用されたスポーティな仕様も用意されているほか、64段階調整可能なアンビエントライトなど、プレミアム感を高める演出も魅力です。

　パワーユニットには、最高出力94馬力・最大トルク11.2kg-mを発揮する1.2リッター直列4気筒エンジンを搭載し、トランスミッションにCVTが組み合わされます。

　タイでのヤリスエイティブには、多様なアクセサリーパッケージが用意されるほか、モデリスタのカスタムパーツも設定されており、オーナーの好みを反映させたカスタム仕様へと仕上げることが可能です。

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　タイで販売されるヤリスエイティブの車両価格は、54万9000バーツ（約243万円）からです。

　なお、バンコク国際モーターショー2025でトヨタは、ヤリス エイティブのほかに、「カローラアルティス」や「カローラクロス」「フォーチュナー」「ハイラックスチャンプ」「ハイラックスレボ」「ヴェロズ」「ヤリス」など、同市場で人気のモデルを展示しています。