運転中に謎の「光るカメ」が出現!? 実は「ヤバイ」ことになっていた…見たら「販売店へ直行」すべき納得の理由とは

クルマを運転していると、目の前の表示板に謎の「光るカメ」のようなものが出現することがあります。いったいどのような時に出現して、何を意味しているのでしょうか。

実際どうなのか

 クルマを運転していると、目の前の表示板に謎の「光るカメ」のようなものが出現することがあります。
 
 いったいどのような時に出現して、何を意味しているのでしょうか。

画像はイメージ(画像:写真AC)。
画像はイメージ(画像:写真AC)。

 この「光るカメ」のような記号は、ハンドルの奥にあるメーターパネルに現れます。

 クルマのさまざまな状態を示すインジケーター(表示灯)のひとつですが、この「光るカメ」のようなものは正式には「出力制限警告灯」といった名称が付けられているランプです。

 その名前だけ聞いてもまだ、何のためのランプか分からないかもしれません。しかし実際、このランプの意味は車種によって多様で、ざっくり言うと「EVやハイブリッド車において、電気周りに何か不具合が起きている」くらいにしか説明できません。

 具体的に見ましょう。日産のEV「リーフ」の場合、このランプについて、以下の状況を示すといいます。

・バッテリーの残量が極端に低下したとき
・真冬の屋外などで、バッテリーの温度が極端に低くなったとき
・外気温が高いときや連続で高速走行や登坂走行をしたことにより、走行モーターやバッテリーなどの温度が極端に上がったとき
・出力にそれ以外の異常があった場合

 原因はともかく「本来のバッテリー性能が発揮できない何らかの異常事態ですよ」を示しているわけです。特に後半のふたつであれば、ドライバーがその場で何とかできる技術を超えた異常が起きている可能性が高いと言えるでしょう。

 そうしたことから、この「光るカメ」ランプ点灯時の対応について、日産の販売店の担当者は以下のように話します。

「出力制限表示灯は、搭載されるバッテリーに関して何らかの制御が働くときに表示されます。基本的に表示されたら不安だと思いますので、近くのディーラーにお越し頂ければと思います」

 またハイブリッド車の場合、軽い異常かどうかを判別する方法として、別の同社担当者は「ガソリンが入っているのに出力制限表示灯が表示される場合には、何かしらの不具合が発生している場合が高いです」と話します。

「e-POWER車(ハイブリッド車)はガソリンエンジンで発電しているので、ガソリンが無くなると駆動用バッテリーのほうも無くなってしまい、この場合も残量不足ということで点灯してしまいます」

 他社の場合でも「駆動用電池の残りの充電量が少なすぎる」「EVシステムが過熱」「駆動用電池の温度が異常に低い」といった事象を表すのにはおおむね共通しているようです。

 またトヨタ車ではまた別に、バッテリーが湯気を出している「ハイブリッドシステム過熱警告灯」があるなど、より細分化、あるいは明快化されている場合もあります。

 さらに、日産や三菱をはじめ複数のメーカーは、EVシステムそのものに異常を抱えている時に、クルマアイコンにビックリマークが乗る「EVシステム警告灯」があり、場合によっては「走行制限中 安全に停車してください」といった文章が表示される場合もあります。こうなると運転をただちに中止してメーカーやディーラーに相談しましょう。

【画像】「なんとぉぉ!」これが「光るカメ」の正体です

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