三菱のタイ法人は2025年3月10日、ハイブリッドシステムを搭載するコンパクトMPV（マルチパーパスビークル＝多目的車）「エクスパンダー クロスHEV」の新たな特別仕様車「エクスパンダー クロスHEV PLAY」を発表しました。

　エクスパンダークロスは、タイで生産されている3列シート7人乗りMPV「エクスパンダー」（2017年〜）にSUVテイストを加えたクロスオーバーモデルとして2019年にデビュー。

　MPVならではの優れた実用性はそのままに、未塗装のフェンダープロテクター、シルバー塗装のバンパーロワガードやドアクラッディングパネル、ルーフレールなどを追加して、タフ感を高めています。

　パワートレインは1.5リッターガソリンと1.6リッターハイブリッドの2種類を設定。どちらも駆動方式はFWDです。

　ボディサイズは全長4595mm×全幅1790mm×全高1750mm、ホイールベース2775mm。最低地上高はガソリン車が220mm、ハイブリッド車（HEV）が205mmとなっています。

　ハイブリッドシステムに加えて、左右輪間の駆動・制動力を最適制御するAYC（アクティブ・ヨー・コントロール）、走行状況や好みに応じて選べる7つのドライブモード（ノーマル、チャージ、EV、ウェット、グラベル、ターマック、マッド）を統合したシステムを「e：MOTION」と名付けています。

　そんなエクスパンダークロスHEVをスポーティに仕立てた特別限定仕様車が今回発表されたエクスパンダー クロスHEV PLAYです。

　フロントグリルまわりやドアクラッディングパネルのシルバー加飾、アルミホイール、ドアミラー、キャビン部（各ピラーとルーフ）などをブラックで統一する一方で、グリルをボディ同色化（ノーマル車はブラック）。アウトドアレジャーに似合うアクティブなスタイルを引き立てています。

　ボディカラーはホワイトダイヤモンド、グラファイトグレー、グリーンブロンズの3色を設定。価格は標準モデルより2万バーツ（約9万円）高い98万1000バーツ（約430万円）です。