「免許センター遠すぎ問題」ネットで話題沸騰!?「バスが無くてヒッチハイクした」「前泊が必須」の声も…そもそもなぜ「不便すぎる場所」に作ったのか
実は「しかたない理由」があった
ではなぜ運転免許センターは、交通不便な場所にばかり設置されるのでしょうか。

埼玉県に住む警察OBはこの背景について以下のように話します。
「運転免許センターは、建物自体がある程度の規模になってくるだけでなく、技能試験のためのコースを備える必要があります。そうなると広大な土地を確保する必要があり、どうしても郊外にならざるを得ないのです」
この技能試験というのは、あまり馴染みがないかもしれません。未指定の教習所で教習を受けたり、教習所に通わずいわゆる「一発試験」で免許取得する場合は、試験場で学科試験とは別に「技能試験」合格が必要となってくるのです。
各都道府県の免許試験場はこうした技能試験のためのコースを保有しているため、地価や用地取得を考慮して、地価の低い郊外に設置されることが多いのです。
かわりに近年、免許試験場とは別に「免許更新センター」を設置する都道府県も増加しています。駅前にあるなど、アクセス利便性が考慮されています。さらに、免許更新自体は警察署でも対応しているので、どうしても遠くて行けない場合は、警察署で手続きするのも選択肢でしょう。ただしデメリットとして即日発行はされず、後日郵送されることになるので注意しましょう。また、「優良ドライバーのみ」センターや警察署で手続き可能という場合も多くなっています。
Writer: くるまのニュース編集部
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