約99万円で装備満載! ダイハツの「軽ワゴン」がスゴい! 49馬力でも“軽量&低重心”でグイグイ走る!? 「ミライース」の魅力とは?

49馬力でも力強い走りが魅力!

 さっそく試乗と行きましょう。

 最高出力49馬力というスペックを考えながらDレンジをセレクトしてアクセル踏むと、意外なことに案外元気。考えてみたら車重は670kgと軽い。低い回転域からトルクも出ているため、余裕でクルマの流れに乗って走れてしまう。

 巡航時の空気抵抗もハイト系の軽自動車より小さく、高速巡航中のエンジン騒音なども気にならないレベル。

ダイハツの軽ベーシックカー「ミライース」
ダイハツの軽ベーシックカー「ミライース」

 さらに感心したのがクルマ全体の挙動だったりする。ミライースでラリーに出て一番驚いたのが、ハイグリップタイヤを履かせてコーナーを攻めても転倒する気配すらないという点。

 軽自動車でサーキットを走ると、グリップの低いノーマルタイヤだって転倒してしまうが、ミライースは重心が低いんだと思う。それがクルマ全体の雰囲気を作り出しており、ハイト系の軽自動車より安定しています。

 燃費の良さもストロングポイントだと思う。比較的実燃費に近いWLTCモードで25km/L。信号の多い都心部でも流れが良いと20km/Lを超えてくる。郊外であれば20km/L超えは普通だと思う。

 これだけ走ってくれたら文句なしで、ハイブリッド車など不要だろう。

※ ※ ※

 繰り返すけれど、衝突被害軽減ブレーキやサイド&カーテンエアバッグまで付いて上級グレードでも132万円だ。こうなるとアルトと乗り比べてみたくなる。

 私なら少しヤンチャにモディファイしたいところ。ラリー車のように「ネオバ(ヨコハマのスポーツタイヤ)」を履かせてサスペンションも交換してやれば、下り坂なら軽快さを活かしスポーツモデルをやっつけられるような走りができる。

 シートもセミバケットタイプに交換するとさらに気分出ますね。軽自動車のパーツはリーズナブルなので、少ない予算で楽しめるだろう。

 また、ミライースをベースに“高齢者スペシャル”なんか作ったら社会貢献にもなると思う。

 今の高齢者は「今後どのくらい乗るかわからないから」ということでADASすら付いていないクルマに乗っているケースが多い。

 ミライースを高齢者向けのリース車両とし、月に1万円くらいの料金で乗れるようにしたらいいんじゃなかろうか。飛び出し事故激減のためマニュアル車もあったらいい。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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