なぜ「トナラー」現れる? 周囲ガラガラなのに「あえて隣に停める」ドライバーの心理とは 「気にする方が悪い」の声も!? 有効な対策あるのか
大型商業施設などの広い駐車場で、周囲はガラガラに空いているのに「わざわざ隣に駐車してくる」クルマがいます。「トナラー」と呼ばれるこういったドライバーはなぜ発生するのでしょうか。また対策はあるのでしょうか。
なぜそこに駐車する?「トナラー」の心理とは
大型商業施設などの広い駐車場で、周囲はガラガラに空いているのに「わざわざ隣に駐車してくる」クルマがいます。
他にいくらでも停める場所があるのに、なぜわざわざこちらの隣に!? と考えてしまいます。
「トナラー」と呼ばれるこういったドライバーはなぜ発生するのでしょうか。また対策はあるのでしょうか。

まず、すぐ隣にクルマを停められると嫌な気分になる理由について、東京都に住む30代男性は以下のように話します。
「クルマを不用意に開けて、ドアを隣のクルマにぶつけて傷つける『ドアパンチ』という行為があるじゃないですか。
いつその被害に遭うとも限らないので、できれば隣に誰もいないほうがいいです。隣に停められて、うっかりドアパンチされるかもしれないと思うと、落ち着きません」
また別の男性も以下のように話します。
「隣にクルマがいると、ドアを開けづらくなるんですよ。特にショッピングモールなんて、たくさん買い物して大きな荷物をいくつも持ってることもあります。
ドアを大きく開けないと、車内へ荷物を入れるのに苦労するんです。わざわざ隣に停める人って、そういう状況になったことがないのかなと思う」
別の女性は「ほかに広いスペースがあるのにわざわざ停めるのは、こちらの存在を意識してあえて密着しているという証拠。単純にいい気分がしません」と話します。
他にも、スポーツカーなど「外へオーラを放っているクルマ」を停めていた場合、それを意識して隣に停めに来るクルマも多いそうです。
以前の取材で、人気スポーツカーに乗る神奈川県の男性は「同じように親近感を抱いて、隣にスポーツカーが駐められているということがよくあります。
高確率でトナラーに遭遇しますし、勝手に写真を撮られたり、出待ちされていることがあったりするので、正直困っています」と話していました。
SNS上では「同じクルマを見つけ、隣に自分のクルマを駐めた」「ナンバーまで一緒だったのでトナラーした」という趣旨の投稿もあり、本人はただ嬉しくて「仲間認定」しているだけなのかもしれません。無邪気といえば聞こえがいいですが、実際上述のような気持ちになる人がいるのも事実です。
それに対し「トナラーの何が悪いのかわからない」「クルマの隣に駐めたぐらいでどうこういうのは、心が狭いなとしか思わない」「トナラーとか名称付けて、気持ち悪いだの、イライラするだの差別して何が楽しいのか」と、気にする側を悪とする論調もあります。
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