全長4.3m切り! マツダ最小「小さな“高級”SUV」がスゴい! 豪華インテリア×「ちょうどイイサイズ」でサイコー! 「精悍顔」もカッコいい“完熟”モデル「CX-3」とは

ディーゼルとガソリン、2つのパワートレインを用意

 CX-3のパワートレインは、1.5リッター直列4気筒直噴ガソリンと、1.8リッター直列4気筒直噴ディーゼルターボの2種類に、6速ATを組み合わせています。

 駆動方式はFFと4WDの選択肢があり、そのうち4WDは四輪電子制御システム「i-Activ AWD」を採用してます。

10年で「完熟」したコンパクトSUVは今が狙い時!?
10年で「完熟」したコンパクトSUVは今が狙い時!?

 ハイブリッド車の設定がありませんが、逆にどのライバル車にもないクリーンディーゼル車をラインナップしているのは強みです。

 ディーゼルエンジンのスペックは、最高出力130PS・最大トルク270N・mと、クラスを超えた動力性能と低燃費を誇ります。

 ディーゼル車は、燃料がガソリンより安い軽油であることと、ガソリン車より燃費に優れるといったメリットがあります。

 機構が複雑でやや高価な点はデメリットではありますが、カタログ燃費ベースならワンタンクで800~960km走行可能な航続距離は魅力です。

 対するガソリン車のエンジンは、オープンスポーツカー「ロードスター」に搭載されるものと同型が搭載されています。

 エンジンチューニングは異なり、CX-3の指定燃料はレギュラーガソリン、ロードスターはハイオクという違いや、出力・トルクの違いがありますが、エンジンフィールの気持ち良さはロードスターのそれに近いものがあります。

 かつては、ディーゼル車に6速MTが設定されていましたが、2023年の一部改良で廃止となってしまいました。

 現在は全車6速ATとなりますが、ライバル車が軒並みCVTとなるところ、ドライビングプレジャーがあるステップATを搭載しているのも、ドライバーにとって魅力のひとつといえるでしょう。

 先進技術もしっかりと付いており、予防安全技術、運転支援機能を備えて安全性能も向上させています。

 車両価格(消費税込み)は、227万9200円~343万4200円です。

 地道な改良を重ねながらデビュー10年が経過し、小さな高級コンパクトSUVと呼ぶにふさわしい上質な内外装デザインと十分な装備をもった「完熟モデル」となりました。

 これもまた「今狙うべき」十分な理由となるでしょう。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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