「うわぁ!懐かしい!」 “腕回しバック駐車”は過去の話? 昭和で当たり前だったけど“令和で消えそう”な「クルマ運転あるある」5選!
かつて当たり前にしていた「あの行為」も今は自動に…!
●カギを回す行為
家のカギと同じように、金属製のカギを回して解錠するのがかつての主流でしたが、1980年代に電子キーが登場して以来、状況は大きく変わりました。
リモコンのボタン操作で解錠する「キーレスエントリー」は、1985年登場のホンダ「アコード」に国産車で初めて装備されました。
キーレスエントリーは1990年代に広がりを見せ、2000年代にはキーに触らずに解錠が可能な「スマートキー」へと進化します。
スマートキーはキーと車両間で電波の送受信が行われ、キーに内蔵された暗号と車両側の暗号の一致を確認すると解錠される仕組みになっています。
国産車におけるスマートキーは、2000年登場のトヨタ「セルシオ」に初搭載され、2002年には日産「マーチ」にも同様の機能が採用されました。
このころエンジンの始動方法についても変化があり、金属鍵を回すことなく、ボタン1つで操作できる「プッシュボタンスタート」が2003年登場のプリウスに国産車で初搭載され、現在の主流となりました。

●ヘッドライトをつける行為
基準改正に対応したオートライトの登場により、手動でヘッドライトを点灯・消灯する行為が激減しています。
オートライトは、周囲の明るさに応じてヘッドライトが自動的に点灯する機能です。
早めの点灯により、人間の目が暗さに慣れていない夕暮れ時に増加する歩行者との衝突事故を予防するメリットがあります。
2016年10月に道路運送車両の保安基準が一部改正され、2020年4月以降に発売される新型車にオートライトの装着が義務化されました。
ライトの点灯には明確な基準が定められており、周囲の照度が「1000ルクス未満」になると「2秒以内に点灯」することが義務付けられています。
また、オートライトを手動で解除することができなくなったのもポイントです。
強制的に消灯するには所定の操作が必要となるため、ご自身のクルマの取扱説明書を一読することをおすすめします。
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昭和・平成の常識はいつしか忘れ去られ、令和の時代には過去の遺産になりつつあります。クルマの装備に関しても例外ではありません。
電動化や法改正などを受け、これからの時代を生きる若者を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。
クルマにまつわるかつての「あるある話」は現在の非常識になりつつあり、Z世代と話をすれば世代間ギャップを感じることは避けられないでしょう。
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