まさかの「次期型シルビア!?」 日産の斬新「2ドアFRスポーツカー」に注目! 軽量ボディדテンロクターボ”エンジン搭載でめちゃ楽しそう! 若者向け「IDx」は今期待の1台
日産がかつて披露したコンセプトカー「IDx」はいまこそ復活するべき1台といえます。どのようなクルマなのでしょうか。
復活するなら今でしょ!
2025年10月、「JAPAN MOBILITY SHOW 2025(ジャパンモビリティショー2025)」が開催予定です。2年前のジャパンモビリティショー2023では、国内メーカーから新時代のスポーツカーのコンセプトが多数登場したこともあり、すでに期待が高まっています。
いっぽう過去のモーターショーでも、非常に興味をそそるスポーツモデルがいくつも登場しており、そのたびに市販化への期待も高まります。その代表例が、日産が2013年に公開した「IDx(アイディー・エックス)」です。

IDxは日産が2013年11月に開幕した第43回「東京モーターショー」で披露した、小型スポーツカーのコンセプトカーシリーズです。
キャラクターの異なる2モデルで構成され、いずれもベーシックなノッチバックタイプの2ドアクーペで、駆動方式はFRを採用。
どちらもデザインはかつての「ブルーバード」(3代目)などの旧車を想起させる、レトロでスクエアなスタイリングです。
IDxの開発あたっては、創造力豊かな「ジェネレーションZ(いわゆるZ世代・1990年代以降に生まれた若年層)」が積極的に参画する「コ・クリエーション(共同創造)」の考えが採用された点がユニークなポイントです。
当時の若者が乗りたいと考えたクルマの姿をそのまま具現化し、これまでにない新たな価値観が開発に反映されているのです。
スポーティな「IDx NISMO」は、コ・クリエーションプロセスのなかで、かつて日産が開発した数多くのレーシングカーのスタイリングを昇華させたモデルです。
ボディサイズは全長約4100mm×全高約1300mm×全幅約1800mm。
エクステリアは逆スラントノーズやカーボン地をそのまま活かしたパネル、サイド出しマフラー、大型スポイラー、19インチホイールなど、旧車のレーシングマシンのような存在感に現代のデザイン要素を融合。
インテリアは、水平基調のインパネや3本スポークのスポーツステアリング、アナログ時計をアレンジしたセンターモニターなどを採用しました。
シートには赤のアルカンターラを採用したほか、ドアトリムやセンターコンソールなどにもレッドのアクセントカラーを施し、スポーツ走行時の気分を高揚させるものとなっています。
さらにメタル風のパネルも装着するなど、若者が没頭したゲームのような2次元的な空間を創出し、若者が想像するスポーツカーの姿をうまく具現化しました。
パワートレインは、高性能な1.6リッター直噴ターボエンジンに、シンクロレブコントロールによるスポーティな走りが楽しめる6速マニュアルモード付CVTを組み合わせています。詳細スペックなどは不明です。
IDx NISMOは登場当時、若者向け小型スポーツカーということで、1990年代に大ヒットしたFRスポーツカー「シルビア」になぞらえ、「シルビアの復活」として非常に大きな話題になりました。
いっぽう、もう1つの「IDx フリーフロー」は、スポーティさでなくおしゃれに関心のある若者が乗りこなしたい、ファッショナブルなキャラクターです。
内外装はシンプルかつクリーンに仕上げ、デニム素材シートやウッドステアリング、生成り色のボディカラーを採用するなど、個性を主張し、休日を謳歌するような世界観が盛り込まれています。
異なるキャラクターを持つ2タイプのIDxは、非常に斬新な考え方ではありましたが、若者のクルマ離れが叫ばれるなか、新たな需要拡大を見据えた、実に意欲的なモデルだったのです。
しかし公開後、日産からIDxの市販についての動きは全くありません。さらには日産を代表するスーパースポーツ「GT-R」も受注を停止しており、非常に苦しい立場に立たされています。
ただし先出のようにジャパンモビリティショー2023では、新たなスポーツカー登場への動きが各社からもみられています。
改めてクルマの魅力を発見するため、シルビア後継ともいうべきIDxのようなワクワクするものが今後必要になってくるのかもしれません。
2013年のを見せられても・・・
こういう車すらだせない日産は終わりだね
最近日産の昔のモーターショーモデルを引っ張り出してきて『コレが出るか?』みたいな記事が多いけど、まだ業績が悪くない当時ですらことごとく期待裏切って出さなかったモデルをいまさら出せるワケない。